2016/03/23 更新
【今日のうんちく】ビールの泡って意味あるの?秘密を徹底検証!
ビールって泡がないとおいしくなさそう。だけど泡ってなんか意味ある?ビジュアル的なものじゃないの?などふと疑問に思ったあなた。ビールの泡が気になりだしませんか?ビールと泡の関係について早速検証して、今夜うんちくを披露しましょう!
質より量の人もいますし、お好みでしょうが、泡が無いと何となくただの茶色いサワーのような得体のしれない飲み物に見えます。やはり泡が無いとビール感が全くありませんね。
ちなみに、エールビールは泡のない方が美味しい場合があるとか。それぞれビールでも特徴を生かした飲み方があるようです。
泡はビールの成分が濃縮されたもの
ビールの泡は、ビール内に含まれる蛋白質・炭水化物・ホップ樹脂などが炭酸ガスの泡の周囲に付着しできた小さな気泡の集まりです。ビールの泡の膜には苦味の主成分のイソフムロンが濃縮されているため、ビールの泡はビールより苦味を強く感じます。ビールの泡はキメ細かいほど良いとされ、それがキレの良さにつながります。
なるほど、ビールの泡の苦みはイソフムロンという成分の影響だったのですね。
ちなみにイソフムロンは、自律神経のバランスを整えたり、更年期障害をやわらげるという働きをしているそうです。血行促進も期待できるとの事。体に良い成分があると思うと、罪悪感なくたくさん飲めますね!
ビールの泡の働き
ビールの泡は、見た目の美味しさだけでなく、炭酸ガスが外へ逃げるのを抑えると共に、ビールが空気に触れて味が落ちるのを防ぎ、ビールそのものの美味しさを守るための蓋のような役割も果たしています。ビールの泡の主な働きとしては以下のようなものが挙げられます。
(1)炭酸ガスの逃げ防止
(2)泡立ちによる香り立ち
(3)劣化防止を行う蓋
(4)弾ける音の心地良さ
(5)見た目の美味しさ
ビールの泡の働きがよくわかりました。泡がビールの美味しさの鍵を握っているともいえますね。
ビールのきれいな泡をつくるコツ
1.グラスの半分まで一気にビールを注ぎ泡をつくる
2.残りのビールは、グラスを斜めにして側面を伝ってゆっくり注ぎ入れる
3.ビールと泡の比が、7:3となるようにする
黄金比率は7:3
ビールの上手な注ぎ方は、初めは勢いよく注いでしっかり泡立て、次にゆっくりと注いでこんもりを泡を盛り上がらせます。ビールと泡の望ましい比率は「ビール:泡=7:3」が理想とされています。
なお、グラスに付着した油分や汚れはビールの泡持ちにとって大敵ですので、グラスは洗剤を使ってよく油分を除去し、水洗いを十分行うと良いです。また、グラスを乾燥させる際に布などで水分を拭き取ると却って糸屑などがグラスの内側に付着してしまいマイナスに作用することがありますので、グラスを逆さまにして自然乾燥させると良いです。
ちなみに、ビールを冷やし過ぎると泡立ちが悪くなるうえ、原料の麦の成分が凝固して濁りが発生するなどして、美味しくなくなります。また逆に生ぬるいと喉越しが悪く泡も立ち過ぎてしまいます。なお、ビールの飲み頃温度は夏は4~6度、冬は6~8度ぐらいが適温といわれています。
やはり、ビールの泡を上手に立てるにはコツが必要なんですね。
グラスをきれいにすることや、ビール自体の温度にも適温があることを心得ましょう。
ビールにクリーミーな泡を作り出す超音波マシン【ソニック アワー】
超音波振動を起こすことが出来るこちらのマシン。ビールの入ったグラスを上に置きスイッチを押すだけで、まるでプロが注いだようなきめ細やかな泡を作り出すことが可能です。
缶ビール用ハンディビアサーバー「コク泡」
缶ビールの蓋に取り付けて、こちらも超音波でクリーミーな泡がそそげてしまうという優れもの。蓋につけるだけのお手軽感がいいですね!興味のある方は使ってみてはいかがでしょうか。
美味しさの証 エンジェルリングに挑戦
いかがでしたか?ビールと泡の関係が美味しさと密接に関係していることがわかっていただけたと思います。以上を踏まえて、今夜は美味しいビールで乾杯しましょう!
エンジェルリングをつくるには
1、キレイなグラス(磨き上げられたきれいなグラス以外はでません)
2、きめ細やかな泡を立てることで酸化を防ぐ
3、泡がしっかり残っている状態で泡を上唇でおさえながら飲み干す。
この3つが揃って初めてエンジェルリングが出来ます!