カカオチョコレートを食べると、健康効果が豊富なのでおすすめ!
2016/04/26
hiro1439
2016/02/16 更新
みなさんが大好きなチョコレート。そのチョコレートがもう食べられないとしたら…どうしますか?実は近年のカカオ不足により、「チョコレートが消える」という問題が真実味を帯びてきているのです。カカオ不足、ひいてはチョコレート不足問題を止めることはできるのでしょうか?
みなさんは、チョコレートはお好きですか?
筆者は大のチョコレート好き。毎日食べないと気が済まない程です。
さて、この夏から大手菓子メーカーがチョコレート菓子の一斉減量に踏み切ることを発表しました。
このニュースにショックを受けた方も多いのではないでしょうか?
かくいう筆者もそのうちの1人です。
近年の増税の影響かと思いきや、このチョコレート問題には実はもっと根本的な問題が潜んでいたのです…。
今回はこのチョコレート問題について調べてみました!
実は、チョコレート減量の背景にあるのは、深刻なまでの、チョコレートの原料であるカカオの価格高騰。
カカオの輸入価格はなんと昨年の倍にもふくれあがっているのです。
価格以上に問題なのが、カカオ農家そのものの減少です。
チョコレートの原料のカカオの生産をしているガーナなどの地域では、「カカオ=先進国に安価で買いたたかれる作物」であり、決して割のいい農作物ではありません。
また、「カカオの木1本を植えても、カカオ豆を収穫するのに4年はかかる」、「カカオは赤道から10度の圏内でしか栽培できない」など、栽培が難しい農作物でもあります。
それゆえに、利率のいい別の作物に変える動きが近年多く出ています。
また、地球温暖化によって砂漠が増え、そもそもの農耕地が失われつつあることも理由の1つと言われています。
カカオの価格のここまでの上昇の原因の1つに、「カカオやチョコレートの需要と供給のバランスが崩れたから」という事実もあります。
近年、中国やインドなどでカカオやチョコレートの消費量が目まぐるしく増えており、それが今回の問題に拍車をかけていると言っても過言ではありません。
スイスの有名菓子メーカー・バリーカレボーは、カカオ豆不足が20年までに9倍に膨らみ100万トンに達するとの予想を発表しています。
また、カカオ豆市場では過去約50年で最も長期にわたって生産が不足するという見通しがなされています。
つまり、やがては世界中からチョコレートがなくなる恐れがあるのです…。
このカカオ不足問題で注目を集めているのがベトナム。
果たしてベトナムはカカオ不足問題の救世主になり得るのでしょうか?
ベトナムのカカオ豆生産量は、現在でこそ世界の1%を占めるに過ぎませんが、今後は世界有数のチョコレートメーカーが参入し、様々な方法で栽培面積の拡大を支援していく予定です。
また多くの大手食品加工企業がベトナム産カカオ豆の買い付けを強化。
ベトナムのカカオ生産のポテンシャルは極めて大きいと見られています。
ベトナムで作られるカカオは発酵過程を厳格に守っていることで、そのカカオで作られるチョコレートはとても良い味に仕上がっており、品質も優れているそうですよ。
私たちは、世界からカカオとチョコレートが消えるのをただ指をくわえて見守ることしかできないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません!
私たちがこのチョコレート問題に対してできることがあるのです。
その方法とは…「フェアトレードチョコレートを選ぶこと」!
格安チョコの代わりに国際フェアトレード認証のチョコレートを選ぶことで、カカオ農家にフェアな利益を保証します。
これによってカカオ農家は必要な農業機材やより良いトレーニング、教育の機会などを得ることができるのです。
私たちがフェアトレードチョコレートを選ぶことで、カカオやチョコレートの品薄を防ぐことにつながります。
Think Globally, Act Locally.
地球規模で考え、できることから始めよう。
あなたも、まずはその手に持ったチョコレートを見直すことから始めませんか?
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