2016/02/25
ほのほの
2016/06/19 更新
お刺身やムニエルでおなじみのヒラメですが、ヒラメのさばき方って知っていますか?アジやイワシなどの魚とは明らかに姿が違うのがヒラメですよね!あの平べったいヒラメってどうやってさばくのでしょうか?そこで今回はヒラメのさばき方をご紹介します!
ヒラメは寿司ネタや刺身でいただくことが多い超高級魚です。その身は淡白な白身で昆布締めなどにしても非常に美味です。また、とても近い種類におなじみのカレイがいますね!この2種類の魚は姿がとても似ていて平たい形をしているのが特徴です。しかし、実際にヒラメとカレイを見分ける事が出来る人はあまり多くないかもしれません。
さて、この画像の2尾の魚、どちらがヒラメでどちらがカレイか見分けがつきますか?この機会にヒラメとカレイの見分け方を勉強しちゃいましょう!日本では左ヒラメに右カレイと言われているように、腹側を手前に置いたときに体の左側に顔があるのがヒラメで右側にあるのがカレイです。ただ、それは万国共通の事実ではなく、アメリカやアラスカのカレイは顔が左側についている個体もいるので、少しややこしいですね!
それに、関東ではあまり見かけませんが東北地方ではおなじみのヌマガレイはカレイなのに左側に顔があります。さらに混乱しちゃいますよね!そこで最もわかりやすいヒラメとカレイの見分け方をご紹介します!
注目するのはその口元です。こちらはカレイなのですが、口が小さくておちょぼ口ですよね!カレイは砂底の虫などを餌にしているので口が小さいのです。
逆にヒラメは大きな口で鋭い歯を持っています。これはヒラメは海底のハンターで、海底に潜んで近づく小魚に襲い掛かるフィッシュイーターだからです。
ヒラメという超高級魚が実は砂浜から釣れるって知っていますか?安全な砂浜からヒラメを狙って釣りをすることをヒラメのサーフゲームなどと呼ぶ人もいます。先ほどもお話ししたようにヒラメはカレイと違って海底に潜んで小魚を狙うので、魚の形をした疑似餌(ルアー)などを投げて釣りを楽しむことが可能なのです。
また、サーファーの間では有名な話ですが、足を付いたその下にヒラメがいて泳いで逃げていった。なんて事も起こるくらい砂浜からそんなに離れていない場所にヒラメは潜んでいるんですよ!
では早速、新鮮なヒラメが手に入った時のためにヒラメのさばき方をご紹介しましょう!
材料
ヒラメ1尾
初めに金たわしでヒラメのうろこをこすって取ります。
金たわしを魚にあててあまり力を加えずに優しくこすります。腹側にもうろこがあるので両面行います。水を流しながら作業をするといいでしょう。
魚の体の表面の真ん中あたりに線があるので、そこに骨に当たるように切り込みを入れていきます。
えらに沿ってV字に切り込みを入れていきましょう。
背びれとしりびれのぎりぎりに骨に当たるまで包丁を入れて切れ目を付けていきます。
反対側も同じように切れ目を入れておきましょう。
一周切れ目のガイドラインが入った状態です。
ヒラメの体の真ん中に引いたラインから包丁を入れていきます。中骨にあたったらそのまま中骨に沿って切っていきます。
このような感じで徐々に切り離していきます。
背びれとしりびれに入れたラインまで包丁が届くと身が外れます。
同じように反対側と裏側の腹面もこのさばき方で身を外しておきましょう。
これで5枚おろしが完成しました。
お刺身でいただく場合は皮を引いておきましょう。ムニエルの場合は皮目に切り込みを入れてください。
最後にえんがわの外し方です。皮を外していくと簡単にえんがわが外れます。
ヒラメのさばき方のご紹介でした。このさばき方は5枚おろしですね!通常の魚の大きさのさばき方は3枚おろしですが、大きさが大きくなってくるとさばき方が変わります。ハマチやカツオなどはこのさばき方が使えますよ!
ヒラメのさばき方を中心にヒラメについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?形に特徴があるヒラメですが、そのさばき方はほかの魚と同じでしたね!なかなか自宅でヒラメをさばくという機会はないかもしれませんが、もしそんな時がやって来たらぜひこの記事を思い出してご紹介したさばき方でチャレンジしてみてください!
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