2016/01/22
Kerokeropone
2016/06/06 更新
毎朝の日課としてコーヒーを飲む方も多いと思います。起きた直後は調子がいいのに、家を出るころにはなんとなくだるい。そんなあなた、もしかしたらコーヒーアレルギーかも知れません。コーヒーアレルギーの原因と症状、対処法をまとめたのでぜひご覧ください。
食物アレルギーと言えば、牛乳・大豆・小麦粉などが代表。コーヒーがアレルギーの原因になると知っている方はあまりいないのではないでしょうか。
コーヒーを飲んだ時、下痢になる、吐き気がする、手足がしびれる、頭痛や動悸などの症状が出たことがありませんか?はっきりとした症状でなくても、なんとなくだるくなる、肌がかゆくなるなどの経験がある方、もしかしたらコーヒーアレルギーかもしれません。
アレルギーが出る原因の1つとして考えられるのは、コーヒー豆そのものにアレルギーを持っている可能性です。多くは生豆に接した時に起こります。
加工された豆ではアレルギーが起こりにくいとされていますが、小さい頃、アトピーがあった人や蕎麦やメロンにアレルギーがある方は、似たような症状が起こりやすいです。特に風邪などで体調が優れないときにアレルギー反応が起こりやすくなります。
コーヒー豆の残留農薬が、アレルギーを引き起こすの原因になることもあります。コーヒーそのものよりも、それに付着している化学物質に対してアレルギーがあるということです。
コーヒー豆の『燻蒸(くんじょう)』には、有機リン系殺虫剤ジクロルボスが使われています。吐き気、おう吐、胃けいれん、下痢等の急性毒性があり、「劇物」にも指定されています。
コーヒーは200度前後の熱を15分前後加えますので薬の害はないといわれていますが、敏感な方には十分なアレルギーの原因になります。
缶コーヒーには香料、乳化剤などさまざまな添加物が入っています。
家で豆から挽いたコーヒーを飲んでもなんともないのに、自動販売機などで買った缶コーヒーを飲むと調子が悪くなる。そんな体験があった方はコーヒーの添加物にアレルギーがあるかもしれません。
コーヒーアレルギーの症状として具体的に、以下のものがあげられます。
身体がだるい
頭痛
手の震え
下痢
体調の悪化
蕁麻疹
コーヒーは刺激が強いので、飲みすぎると胃痛や気分が悪くなることがあります。
しかし、毎回コーヒーを飲んだら必ず症状が見られる、となればコーヒーアレルギーである可能性が高いです。
コーヒーアレルギーと似たような症状として、カフェイン中毒の可能性も考えられます。
コーヒーが好きで一日に何杯も飲んでいて、ある時から急に体調が悪くなったという場合は、疑ってみてもいいかもしれません。
コーヒー、ココア、緑茶、紅茶、栄養ドリンクなど、カフェインを含むものを常用することにより引き起こされる確率が高くなっています。
コーヒーアレルギーとの違いは、カフェイン中毒であればコーヒー以外の紅茶や緑茶でも症状が出るということ。そして、飲んでいないときの離脱症状です。
食物アレルギーには2種類あります。
すぐに身体に現れる「即時型アレルギー」と自覚しづらい「遅発型(潜在性)アレルギー」です。
コーヒーアレルギーは後者の遅発性アレルギーであることがほとんどです。
病院でも検査出来ますが、遅発性アレルギーの検査キットは通販などで手に入るので、自宅でも検査をすることができます。2〜3万円と高額ですが、コーヒーだけでなく、何十種類もの食物アレルギーを調べられるので、自分が食物アレルギーがあるかどうかを知るいい機会になるかと思います。
コーヒーをまったく飲まなくする方法と、酪酸菌を多く含む食物を摂取して、腸内環境を改善する方法があります。また、どうしてもコーヒーを飲みたいということであれば、オーガニックの無農薬コーヒーだけを選んで飲むことも一部の方には有効かと思います。
ただし、体調が優れないまま日常的にコーヒーを飲む習慣がついている場合、アレルギーを改善させることは、なかなか難しいです。
自分の許容範囲内でうまく改善の方法を見つけられるといいですね。
大のコーヒー好きでずっと愛飲していたのに突然アレルギー反応が起こることもあります。
それは、コーヒーが遅発性のアレルギーで、じわじわとゆっくりと身体に不調をきたすため本人に自覚症状が現れないためです。
現在アレルギー反応がない方でもいつ発生するかわかりません。
大事なことは、眠気さましだからと言ってコーヒーを過度に飲み過ぎない、安全なもの良質なものを選ぶ、なるべく無添加のものを選ぶことです。
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