2016/06/07
az2az
カレーのスパイスで知られるターメリックの別名はウコン。二日酔いに効き目がありそう、どころじゃない。まだまだあったターメリックの効能は、健康に美肌に、アンチエイジングに、アロマテラピーにも。ターメリックのさまざまな効能を知って美しく健康的な体を手に入れましょう。
ターメリックはカレーに使われているスパイスで、しょうがの仲間です。濃い黄色をしており、くせのある辛みと苦みがあり強い香りを持っています。
スパイスとして使われている植物には、ほかの植物にはない効能のあるものが多いですが、ターメリックも同様で、非常に多くの効能があります。
ターメリックの持つ栄養素から、わたしたちの体に役立つ効能を調べてみましょう。
ターメリックの持つ効能として、この肝臓の機能を高める効能というのが最もよく知られています。この働きを利用した、お酒を飲む前に飲むドリンク剤はいろいろな商品が売られています。
ターメリックに含まれるクルクミンという成分が胆汁の分泌を促す力を持っており、それによって肝細胞が刺激されて肝臓の働きが活発になる効能を持っています。
お酒を飲んだ後に体内に多くのアセトアルデヒドという毒性のある物質が残ると、頭痛や吐き気を引き起こす二日酔いになります。肝臓はこのアセトアルデヒドを分解する効能があるのですが、肝臓の機能が活発になることにより、アセトアルデヒドがより分解されるので、二日酔いにならないのです。
最近の研究では、ターメリックに含まれるクルクミンががん細胞に作用し、抑え込む効能を持っていることがわかってきました。
まだ研究段階ではありますが、大きな期待が寄せられています。
またクルクミンには炎症を抑える効能もあります。湿疹や肌荒れなどの皮膚疾患や、関節炎を鎮静化する効能が認められています。
ターメリックに多く含まれるクルクミンには、強い抗酸化作用があります。
体内に発生する活性酸素が細胞を酸化させると、細胞が老化していくのですが、抗酸化作用を持つ物質を摂り入れることによって細胞の酸化を防ぎ、若々しい体を保つことができるのです。
また抗酸化作用は体内の細胞だけではなく、皮膚のシミやしわをできにくくしたり、張りのある肌を作る効能にもなりますので、美しく健康的な肌のためにもターメリックの持つ効能は役立てたいものです。
ターメリックの持つ効能には、美しい肌に欠かせないことがいくつもありますが、ターメリックの産地インドでも昔から美肌のためのスキンケアに、ターメリックはよく利用されてきました。
わたしたちが美肌のために、食べる以外にターメリックの効能を簡単に利用する方法が、いくつかあります。
まず石鹸に練りこんで全身を洗います。ターメリックの持つ除菌作用で、ニキビの予防もできます。
そしてヨーグルトとターメリックを混ぜて、スキンパックにも使えます。
また、ボディクリームとターメリックを混ぜて、全身にその効能を行きわたらせます。
ターメリックに含まれる精油成分は、さわやかな香りがします。シネオールという精油成分は荒涼として使われますが、血中のコレステロールを体外へ排出する働きがあります。
また同じく精油成分のアズレンは、体の中の老廃物を排出する働きがあります。この働きによって腸内の老廃物が排出され、腸内環境が整うため、ダイエットにも効果がありますし、大腸がんのリスクも少なくなります。
ターメリックはしょうがの仲間で見た目もしょうがにそっくりです。その少し土臭い、温かみのある香りは、アロマテラピーとしても効能を持ちます。
ターメリックの香りには強力なリラックス作用と、自律神経のバランスを摂る効能があります。落ち着かないとき、神経が高ぶっているときなど、ゆったりとリラックスした気分になりたい時におすすめです。
ターメリックにはたくさんのミネラルが含まれています。そのため肝機能障害を持つ人がターメリックを摂取するとミネラルを摂りすぎることになり、肝臓に負担をかけますのでとても危険です。
またターメリックに含まれる精油成分が子宮を収縮させる作用を持つため、妊婦の人がターメリックを多く摂ることは避けてください。
こんなにたくさんの効能を持つターメリックは、普段の生活の中に取り入れて利用したいものです。
パウダー状になっているものを使うほか、生のターメリックが手に入ったら、しょうがのようにすりおろして料理に使うと良いでしょう。
すりおろして使うと、ターメリックに豊富に含まれている食物繊維もしっかりと摂ることができますので、腸内環境の改善や美肌のために効能をより実感できますよ。
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