なめこって、いつまで食べられるの？　意外と短いなめこの賞味期限

独特の触感が美味しいなめこ。
今では季節を問わずスーパーで手に入るようになりました。
売られているなめこはどれも生の状態です。
そのまま冷蔵庫に放置しておくと、あっという間に賞味期限が来てしまいます。
ここではなめこの賞味期限と保存方法を合わせてご紹介します。

食卓でおなじみのなめこですが、
なめこの袋に賞味期限が書かれているのを見たことがある人はいますか？
おそらく、居ないのではないでしょうか。
なめこの袋には賞味期限が書かれていません。
というのも、なめこは「加工食品」ではなく「生鮮食品」なので、
ほうれん草や大根といった野菜と同じ扱いなのです。
ほうれん草や大根に賞味期限の書かれたシールが貼ってあることって、無いですよね。
それを同じで、なめこにも賞味期限の表示がないのです。

書かれていないからこそ困ってしまうのが賞味期限。
やっぱり食品は賞味期限の内に食べたいですよね。

一般になめこの賞味期限は、
通常パックのものであれば3日、真空パックのものでも1週間と言われています。
まとめ買いして生のまま長期間保存することは難しいです。

賞味期限が短いなめこですが、使う前に鮮度チェックをしましょう。
鮮度チェックのポイントは色と茎の硬さとニオイ。

・きのこが黒ずんできている
・茎が柔らかくなってきている
・パックの中の水分が白く濁っている

これに当てはまる場合は鮮度が落ちているので、賞味期限内でも食べない方が良いでしょう。
もし見た目で判断が付かない場合は、袋を開けてニオイをチェック！
変なニオイがしたら食べるのは危険です。

賞味期限が短いなめこですが、使いきれないときもあると思います。
そんなときは、適切な方法で保存して、できるだけ早く使い切ってください。
石づきの付いているなめこは、使う分だけ割いてから使います。
余った部分は石づきが付いたままラップやジップ付きの密閉袋に入れ、冷蔵庫で保存してください。
生のままであれば１～２日程度保存できます。
もう少し長く保存したい場合は、
石づきを取って、湯通ししてからタッパーなどで保存しましょう。
それでも3日程度しか保存ができません。

写真のような真空パックのなめこの場合は、
タッパーやジップ付きの袋に移し替えて、冷蔵庫で保存します。
保存期間の目安は、石づきのあるものと同じく１日～２日です。
このタイプも湯通しすることで少しだけ長く保存できます。
さっと湯通ししてから水気をしっかり切り、タッパーやジップ付きの袋で保存しましょう。
保存の目安は3日です。

もし1週間以内に使い切れるのであれば、
常備菜にして保存するというのも一つの手です。
醤油やみりんなどで濃い味に煮つければ、立派なおかずになります。
そのまま大根おろしを添えて食べても良いし、
うどんやそばに乗せても美味しいですよ。
ごはんに掛けて食べるのもおすすめです。

とにかく賞味期限が短いなめこですが、冷凍もできちゃいます。
真空パックに入ったタイプであれば、
そのままポン！　と冷凍庫に放り込むだけでOKです。
石づきが付いている場合ば、石づきを取って解してからフリーザーバッグに入れ、
袋の中の空気を抜いて平らな状態にして冷凍しましょう。
味噌汁であれば解凍せずにそのまま入れられます。

冷凍すると2週間～4週間程度保存できるようになります。

賞味期限内に使い切るために、
冷凍した日付がわかるようにしておくこともお忘れなく。

なめこを使う時は、必ず火を通してから使いましょう。
真空パックの場合は、ざるにあけ、熱湯をさっと掛けてから水を切って使ってください。
湯通しすると、なめこどうしが離れ、使いやすくなります。

なめこの賞味期限はあっという間です。
気が付いたら冷蔵庫の奥でどろどろになっていた……
なんてことが無いように注意しましょう。
賞味期限が短いものだからこそ、一度に大量に買うのはNG。
賞味期限内に使い切れる分を、その都度買うのが賢い買い方です。

いかがでしたか？
一番身近なきのこなのに、詳しいことは知られていないなめこ。
賞味期限がこんなに短いなんて驚きですね。
なめこは使うその日に買うのがベター。
賞味期限が短いものだからこそ、新鮮なうちに美味しくいただきましょう！