2016/04/18 更新
- 肉(991)
このハム食べられる?食べられない?開封済みのハムの賞味期限は?
最近のハムは食べきりサイズのものが多いので、一回で食べきってしまうために開封済みの賞味期限ってあまり興味がないかもしれません。でも気がついたら使いかけのハムが冷蔵庫の中に眠っていたりしませんか?開封済みの賞味期限は?ハムの賞味期限を正しく理解してみませんか!
ハムの種類
時計まわりに、ボンレスハム、ロースハム、生ハム
骨付きハム
ショルダーハム
ハムの種類には、豚のもも肉から骨を抜き、くん煙、加熱した「ボンレスハム」、豚のロース肉を整形加熱した「ロースハム」に、豚の肩肉、ロース肉、もも肉などを低温でくん煙・乾燥した「生ハム」、豚のもも肉を骨付きのまま整形した「骨付きハム」、豚肩肉を整形したもので赤肉が多い「ショルダーハム」の5種類になります。ハムの種類は肉や製法によって違ってくるのですね。
食品を購入する際「いつまで食べられるか?」というのは非常に大切なことです。特に早めに消費しなくてはならない生鮮食品はなおさらです。消費者の皆さんが目にする期限の表示には食品により「消費期限」と「賞味期限」の2つに分けられます。
そこでこの二つがどう違うか知っていますか?「消費期限」は安全に食べられる期限、「賞味期限」はおいしく食べられる期限のことを言います。
「賞味期限」、「消費期限」ともに未開封の状態で保存方法を守り、品質が十分に保たれておいしく食べられることを保証する期限を示しています。「賞味期限」の方は、「消費期限」より長く、およそ5日を超えても品質が保たれる食品につけられています。
反対に「消費期限」は食品の腐敗などが発生するおそれのない期限を示していて、作ってからおよそ5日以内に食べなければいけない食品に付けられている期限表示になります。
それではハムは、どちらになるでしょうか?お弁当のような生鮮食品ではなく、5日以内に食べなくていい食べ物ですので、ハムには「賞味期限」が付けられています。ということは「賞味期限」を過ぎた場合でも、保存がきちんとしていれば食べられるということになるのでしょうか。
賞味期限が切れてしまったハムは、もう食べられないの?
「賞味期限」は美味しく食べられる期間ですので、適切な方法で保存した未開封のものであれば約2ヶ月くらいは大丈夫と言われています。また「賞味期限」内でも、保存の状態が悪いと品質が低下して腐敗する場合もあります。ですので食べられるか食べられないかは賞味期限だけでは一概に判断することはできません。では食べられるか食べられないか、どうやって判断したらいいでしょうか。
微妙な時は、加熱をしたほうがいいでしょう。
ハムは一度開封して空気に触れてしまうと劣化が進みやすく、保存期間は開封前と比べると極端に短くなってしまいます。賞味期限内でも基本的には開封後はなるべく早く食べるようにしましょう。
それでは開封済みのハムが食べられるか食べられないか、どうやって判断したらいいでしょうか。まず色、外観、臭いをチェックして、白濁してネバネバしていたり、酸っぱい臭いやカビが生えているなどの場合は、傷んでいますので食べるのは止めましょう。またそういう変化がない場合でも、賞味期限が切れているものは加熱調理してから召し上がると良いでしょう。
そこでハムを賞味期限内に食べきれない場合は保存が大切です。開封後の場合は保存状態によって賞味期限が違ってきます。そこでいくつか保存方法を紹介しましょう。
ハムクリップ
開封後のハムを保存するためのハムクリップ。ハムをパックに入れたまま保存できる優れものです。コの字形の樹脂製クリップで、パックの3辺を挟み、留め具でパチンとロックするだけです。これならラップで包むよりも密封性が高いので傷みにくいですね。こうしておけば賞味期限も伸びそうです。
ハム、チーズ用保存容器
もう一つグッズをご紹介します。この保存容器にハムを入れるだけ。100均にも同じようなものが売っているようです。これも簡単で、賞味期限が伸ばせそうです。
当分、食べきれそうもないと思われた時は、冷蔵保存ではなく冷凍保存をしましょう。冷凍にすると冷蔵よりも賞味期間が伸びます。ボンレスハムなど大きいハムを保存する時は、この方法の方が賞味期限が伸びるでしょう。
冷凍する時は、ラップを敷いて空気を抜くようにピッタリと包むようにします。空気を抜かないで包むと酸化が進みやすく賞味期限が短くなりますので、空気は必ず抜くようにして下さい。包んだハムをフリーザバッグに入れて冷蔵保存をします。
ハムは美味しく頂きましょう
ハムは保存状態によって賞味期限が過ぎても食べられることがわかりました。それでも美味しく食べるにはやはり賞味期限内に食べきるのが一番かもしれません。それはわかっているけど食べきれない場合は、手間でもきちんと保存しましょう。そうすれば賞味期限も伸びるはず。
私ごとですが、きちんと保存していなかったばかりにお腹をこわしたことがあります。ということで、保存方法は大切です。そして賞味期限を守って美味しく頂きましょう。