なにごともほどほどに・・・醤油の致死量、あなたは知ってる？
日本料理に欠かせない醤油！養殖でも隠し味に使うと味がまとまるとはよく聞きますよね・・・！でも何事もとりすぎは厳禁！醤油には致死量があるんです・・・！今回は身近な調味料醤油にスポットを当ててその致死量を中心に醤油の摂り方をご紹介・・・！
日本人ならきっとだれでも口にしたことのある醤油！
かけても煮ても焼いても隠し味としても優秀できっとあなたのご家庭にもあるでしょう・・・！
そんな醤油ですが、致死量があることをご存知ですか？
何気なく使っている醤油だけに、致死量といわれると少し怖い気もしますが
身体の為にもこの機会に醤油との付き合い方について考えてみてください・・・☆
致死量についてお伝えする前に、まずは醤油について。
致死量とは言わなくても摂りすぎると身体によくないと言われる醤油。
その作り方やよくないと言われる所以についてご紹介・・・！
作り方
大豆を蒸す→小麦を砕く→大豆と小麦を合わせ麹を混ぜる→麹菌を育てる
→麹に食塩水を加え発酵させる→含まれている微生物の働きを利用し熟成させる
→出来たものを布でくるみ圧縮、絞る→寝かせて油やそこの沈殿物を分離させる
→火を入れて殺菌
醤油を作るには時間と手間が必要です。
だからこそおいしい調味料として出来上がり、愛されるんですね・・・！
でも工程を見るとわかるように塩水を使いますのでどうしても塩分が高くなります・・・
大体小さじ1杯で1グラムの塩が含まれていると考えてください。
厚生省が推奨する1日の塩分目標摂取量は、女性が7g、男性が8gです。しかし日本人は塩分を摂り過ぎる傾向にあり、1日に平均11～13gもの塩分を摂っているそうです。
推奨塩分量は醤油だけで見ると計量スプーン小さじ7～8杯。
確かに少し少ない気もしますよね・・・
日本人の平均量くらいは醤油だけで毎日摂っている方も多いかも・・・
3グラム！これは醤油好きの日本人にはなかなか難しい数字です！
でも塩分の摂りすぎはなぜだめなのでしょう？
体内のミネラルバランスが崩れてナトリウムが細胞に流れ込み、それによって細胞に障害が起こり代謝異常にもつながります。水分がうまく排出されずに体がむくみ、それをが悪化するとセルライトができてしまいます。
なんと！塩分の摂りすぎは女性の大敵、むくみやセルライトの原因にもなるんですね・・・！
さらに・・・
いちばん影響を受けるのは血圧です。塩分を摂りすぎると血管の抵抗が高くなり、血圧が上がりやすくなるのです。高血圧だと血管が傷み、心血管疾患（心肥大や心不全などの心臓病）、脳血管疾患（脳梗塞などの脳卒中）などが起こりやすくなります。
腎臓の機能が低下する腎不全のリスクも上がります。腎臓は塩分を排泄する臓器ですが、塩分摂取が多すぎると腎臓の負担となるからです。また、尿路結石、骨粗しょう症、胃がんの誘因にもなります。
致死量でなくても塩分の摂りすぎは、命にかかわる可能性もあります・・・
醤油は上手く使って使いすぎを防ぎたいですよね！
塩分の摂りすぎは、例え致死量でなくてもよくないことをわかっていただけましたか？
推奨塩分摂取量は7～8グラム、醤油なら小さじ7～8杯・・・
ということは一度に取る量を極端に増やすと致死量になるというのも少しわかってきましたよね・・・！
それでは実際にどれくらいの量をとれば致死量になるのでしょう？
醤油：ヒト推定致死量 2.8～25mL/kg
例／体重 10kg の小児の場合．．．20cc～250cc
体重 50kg の成人の場合．．．140cc～1,250cc
致死量は思っていたよりも少ない量なのでは？
特にお子さんは20ｃｃだといたずらで飲んでしまうかもしれない量ですよね。
小さなお子さんがいる家はいたずら防止の為にも醤油だからと気を緩めず
あやまって致死量を飲まないようにしっかり管理しておきたいですね。
ちなみに致死量を摂取すると、数時間以内に嘔吐、下痢、口渇、頭痛、発熱などの症状が発現し、尿細管壊死（えし）による腎障害、体内水分の貯留によって脳浮腫、肺水腫をきたし、呼吸停止に至る……と、けっこう壮絶なことになるらしい。「塩分は控えめに」というが、気をつけないと本当にヤバイ。
もし致死量を飲むことがあれば、上記のような症状が・・・！
とても恐ろしいですよね・・・
アメリカでは１９歳の少年が友達との悪ふざけで醤油１ℓを一気飲みし、昏睡状態に陥ったという事例があったようです。幸いにも少年は３日後には昏睡状態を脱したようです。
古くから身近にある醤油は、時として凶器にもなり得ました。醤油を大量に飲むことは、中国では自殺の手段だったと伝えられており、日本でも徴兵を逃れる手段だったという話もあります。
実際に致死量の醤油を飲んだ少年がいました。
やはり恐ろしい目にあい、幸いにも命は助かりましたが
致死量を飲んでも助かったのは運が良かっただけと言わざるを得ないのでは…？
そして醤油は自殺や徴兵を逃れる手段になるほど身体を壊すものなんです。
いくら悪ふざけとはいえ、たとえ致死量でないコップ一杯でも
醤油を飲み干すのはやめてください！死に至るおそれがあります！
ここまでは醤油の致死量についてみてきましたが
むちゃな飲み方さえしなければ基本的には致死量になることはないと思います。
もちろんおこさんには十分注意する必要がありますが
あくまで醤油は悪いものではなく、摂りすぎることがいけないことだと忘れないでください・・・！
それでも健康的に生活するためには醤油の量には気をつけたいですよね・・・！
減塩醤油を使う！
厚生労働省では「しょうゆについては、製品100g中ナトリウム量3550mg（食塩 9g）以下」とし、減塩しょうゆを「通常の同種の食品の含量の50％以下であること」と取り決めています。
どうしても醤油をたくさん使ってしまう！そんなご家庭には減塩醤油はいかがでしょう？
確かに通常の醤油よりは割高になることは否めませんが
減塩醤油は普通の濃口醤油の約半分ほどの塩分なのでおススメです♡
使いすぎ防止グッズを使う！
ワンプッシュで霧状の醤油が均一に広がり、ついやってしまうかけすぎを防ぎます。
食卓の醤油差しをこれに変えるだけで、いつものご飯が簡単・お手軽に塩分控えめのヘルシーメニューに早変わりします。
こちら「ちょいかけスプレー」という商品で減塩醤油では物足りなく感じる方も
従来の醤油を使って使用量を自然と減らしてくれる商品です♡
冷奴(1/4丁)。普通の醤油差しでは小さじ2杯、10ccほどかけます。食べ終わった後にお皿に残る醤油の量も込みでかけるので、かなりの量を消費してしまいます。
代わって、ちょいかけスプレー。こちらは初めに3回ほどプッシュすればほぼまんべんなく表面に醤油が付着するので、あとは食べながら適時プッシュしていくというやり方になります。合計すると10プッシュ、1ccの消費で済みました。少々面倒ですが、なんと約10分の1の消費量です。
すごい！これならかなり醤油の使用量を無理せず減らせますよね！
経済的にも最適です♡
これ以外にも塩分の少ないだしをとるなど、醤油を使うところを他の物にするのもお勧めです♡
いろいろ試してみてくださいね！
今回は醤油の致死量についてみてきました。
普段よく使うものなので致死量があるなんてと怖くなった方もいらっしゃるかもしれませんが
醤油だけに限らず食べすぎると致死量になるものは多く
水ですら、致死量はあると言われています。
今回の記事でわかっていただきたいのは
決して醤油は悪いものではなく、食事をおいしくしてくれるすばらしいものですが
摂りすぎはいけない、という事です。
醤油に限らずどんなものもほどほどを守りながら
楽しくお食事してくださいね♪
