これってまだ食べられる・・・・？芽が出たじゃがいも！賞味期限は？

じゃがいもの賞味期限について：じゃがいもの変化

スーパーで買ってきたじゃがいも。
日にちが経つとどう変化してくるのでしょう。

まず、芽が出てきます。ここまでは比較的おなじみの光景ですね。
次に、徐々に全体が緑になってきます。
さらに日が経つと、全体的にシワシワになってきます。
このあたりで、切ってみると中が黒くなってきたりします。
さらに放置すれば、異臭がして、カビも生えてきます。
そうなってしまえば、完全に賞味期限切れです。

じゃがいもの賞味期限について：ぎりぎり大丈夫な状態

じゃがいもの賞味期限の限界は、この画像の状態ぐらいでしょう。
芽が若干出て、皮の一部が緑色になっています。
この程度であれば、緑色になった部分を取り除くことで、なんとか食べられます。

じゃがいもの賞味期限について：やめたほうがよい状態

このぐらい芽が出てしまったら、賞味期限切れです。
食べるのはやめましょう。

ジャガイモの芽とその根元の部分、緑になった皮の部分には、ソラニンやチャコニン（カコニンとも呼ばれる）という天然毒素が含まれています。

ソラニンやチャコニンを摂取すると、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあります。
体重50キロの大人の場合、症状が出るのはソラニンまたはチャコニンを50ミリグラム以上摂った場合です。
150ミリグラム～300ミリグラム摂取すると、死亡する可能性もあります。

賞味期限切れのじゃがいもには、多くの芽と緑色の部分があり、ソラニンやチャコニンが多く含まれるので、食べるのをやめたほうがよいのです。

賞味期限を延ばしたくてじゃがいもを冷蔵保存すると、じゃがいものでんぷんの一部が糖に変わります。

この「糖」と、アミノ酸の一部がじゃがいもを揚げる・炒める・焼くなどの調理をした際に反応して、アクリルアミドという化学物質ができます。この、アクリルアミドには発がん性物質が含まれています。

じゃがいもを揚げる・炒める・焼くなどの調理をする際は、冷蔵保存していないじゃがいもを使うようにしましょう！

なお、冷蔵保存しただけではじゃがいもからアクリルアミドはできません。
また、煮る・蒸すという調理方法であればアクリルアミドはできません。

常温保存の場合の賞味期限

常温保存の場合のじゃがいもの賞味期限は、風通しの良い暗い場所で、約1か月。
新聞紙にくるむと湿気を吸い取るので賞味期限が長くなるそうです。
段ボールなどの大きな箱に新聞紙をたくさん丸めて詰め、そのすきまにじゃがいもを詰めるのも賞味期限を延ばす効果があります。

冷蔵保存の場合の賞味期限

意外に、じゃがいもは冷蔵保存のほうが常温保存よりも賞味期限は短く、約１週間程度。
冷蔵保存すると乾燥してすぐにしわしわになってしまうので、紙や袋にくるんで入れておくと賞味期限が少し延びるでしょう。

冷凍保存の場合の賞味期限

冷凍した場合のじゃがいもの賞味期限は約１～２か月。

茹でてマッシュし、コロッケやポテトサラダの材料に使いましょう。

うっかり買いすぎてじゃがいもを使いきれなかった場合は、一番賞味期限の長い「冷凍」で保存しましょう。

柔らかく茹でてから、マッシュして冷凍するほか、細かく切ってジップロックに入れておけばOK！

冷凍保存してもおいしいレシピをご紹介します！

材料 （10個分）

ジャガイモ3〜4個
ピザ用チーズお好み
塩こしょう適宜
マヨネーズ適宜

材 料（1人分）

冷凍ポテト（皮つき）5本
カレー大さじ2
チェダーチーズ10グラム
パン粉大さじ1