ランチにもおすすめ！盛岡のソウルフード「福田パン」エトセトラ

ずばり。福田パンとは、ふっかふっかのどデカいコッペパンにあんやクリーム、具材などが入っているものを中心に販売している、盛岡市にあるパン屋さんです。（ほかにもメロンパンや食パンもあります）

上記引用にあるように、盛岡市やその近郊の高校では毎日のように購入することができるようになるので、盛岡市民でも「福田パン」に親しみが持てるようになるのは、大体高校時代からだと思います。しかし、学校やスーパーなどで販売される福田パンは、すでにクリームや餡などが塗られた状態で販売されているので、やっぱり塗ってもらって食べたい！という方は、直営店に行ったり、スーパーに実演販売で来た時に購入したりしています。

福田パンのメニューの中でも人気No.1の「あんバターサンド」盛岡市民が食べるコッペパンのあんバターといったらこれ！というほどの存在感です。全国へも、この「あんバター」から認知度が広がってきています。とっても大きいコッペパンにあんとバター。とにかく食べ応えバッチリで、食事としてランチなどに食べる盛岡市民も多いです。

確かに、福田パンの中では主力商品で、盛岡市民に愛されている「あんバターサンド」ですが、しょっちゅうランチで食べる事が多い高校生たちにとっては「おいしいけどそんなに毎日は…」と思ってしまう存在です。そう思ってしまうのには、もう一つ理由があります。

それは、やはり主力商品は、売り上げも一番ということで、生産量も一番です。各学校にはスーパーなどで購入できるパッケージのほうの福田パンを、パン屋さんの方が学校の購買に持ち込んで販売するため、数に限りがあり、他のメニューが欲しくても先着順。並んでいて良く残るのが、ほぼいつも「あんバター」で、今日のランチはあんバターの気分じゃない時もあんバターを食べなければいけないこともあるため、ちょっぴり飽きてしまうこともしばしば。

全体的にみると、あんバターは人気No.1ですが、この高校時代の、ランチのパン争奪戦の苦い記憶があると、他のメニューが好きだったりします。

高校によって、ランチのパンの購買方法にも違いがあるのですが、私が通っていた学校では、個人でももちろん購入できましたが、いいメニューが欲しい時は、ランチ前に欲しいパンを取って置いてもらえる方法がありました。それは、「クラスの購買係に頼むこと」です。

購買係とは、各クラスに一人か二人いて、ランチタイムのずっと前に来ている福田パンのおばちゃんに、「今日のランチには私のクラスにはこのパンが欲しい人が何人います」というのを、メニュー表に書いた紙とお金が入った封筒を入れたカゴに、そのメニュー通りにパンを入れてもらうため、クラスのみんなから注文とお金を受ける係のことです。

しかし、カゴを置く順番は、早い者勝ちなので、早く行ってカゴを置く棚の先頭に自分のクラスのカゴを置かないと、いくら購買係が頼んでも、クラスのみんながランチに食べたいメニューが、パン屋さんが一番多く持ってきているあんバターにすり替わってしまうので、購買係、何気に責任重大です。

そして。その購買係を担当したことのある私が、体験を元に高校生のランチで人気の、福田パンのメニューを3つ、ご紹介したいと思います。

香ばしいピーナツクリームとバターを組み合わせたピーナツ・バター。甘いけど、ほんのりしょっぱい感じもある味わいは、ランチにもおすすめ！甘いものがそんなに得意ではない方でも食べられると思います。こちらは高校生だけでなく、スーパーでもよくなくなっているメニューの一つです。

ちょっと高級なクリームパンのようだけど、もうすこし優しい味のミルクサンド。シンプルな味だからこその人気なような気がします。牛乳とも合うので、食べ応えありで、ランチに食べても、午後お腹空かなそうです。お子さんからお年寄りまで、おすすめの味です。

福田パンでは、なぜかチョコレートサンドよりも目にすることが多い「ココアサンド」ないわけではないのですが、ココアサンドのほうが人気もあり、よく目にすることが多いです。チョコレートサンドは直営店や実演販売で買います。そんなわけで、甘いものが好きな子も多い高校生のランチにもこのココアサンドは大人気です。

甘いものも惣菜系も、合わせて50種類以上のメニューがある福田パン。王道も食べたいけどもっといろんな食べ方を知りたいという方へ。私なりに「これはおいしい」と思う福田パンのおすすめの中身の組み合わせをご紹介します。

甘いものが好きな方には、一番の組み合わせです。私はチョコクリームとの組み合わせが一番好きですが、「ホイップクリーム」は、甘いクリームであれば、どれと合わせてもはずれがないような気がします。あんとも、クッキー＆バニラ、ごまクリームなどにもよく合います。ケーキを食べているような幸せな気持ちになるので、頭をいっぱい使った日のランチなどに、とってもおすすめですよ。

こちらは、こしあんと抹茶クリームを組み合わせたものです。上記のチョコ＆ホイップクリームに対し、まるで和菓子のような味わいです。抹茶クリームが割としっかり固めのクリームなので食べ応えがあります。食事としてランチに食べてもお腹いっぱいになると思います。スーパーなどでも購入できますが、直営店で購入すると、金額はちょっぴりアップしますが、クリームを増量してもらえるので、たっぷりクリームを味わいたい方は、ぜひ、お店に行ってみることをおすすめします。

福田パンには惣菜パンも各種揃っています。以前は卵サラダ、ツナ、チキンミートの3つほどが、食パンに挟んで販売されていたのですが、今ではその3つを含め、コンビーフやナポリタンなど、種類も増え、サンドするパンもコッペパンに変わったようです。その中でも人気があるのはコンビーフのようです。

更に、惣菜パンも組み合わせ自由！例えば、ナポリタンに卵サラダを合わせたり、コンビーフと卵サラダなど。ランチに甘いものは食べたくないという方でも大丈夫。「食事」として楽しめる福田パンもおすすめですよ。

福田パンと一文字違いますが、福田パンの製法でパンを作っている、正真正銘の「福田パンの県外店」です。もし、福田パンが食べたくて仕方がなくなったときは、東京にお住まいの方も、ここに来れば買うことができます。ランチに嬉しいお惣菜パンもかなり充実！ぜひ興味を持たれた方は、覗いてみてくださいね。

今回は岩手県盛岡市のソウルフード、福田パンについてご紹介しました。いろんな味があって、どの味もおすすめで、どんなふうにおすすめしたら皆さんに伝えられるかなと思いましたが、少しでも福田パンのおいしさや魅力を知ってもらえたら嬉しいです。とても大きいパンなので、ランチに皆でいろんな味を買って、分け合いっこして食べるのもおすすめです。もうじき、盛岡市の観光名所の1つでもある「石割桜」が見ごろを迎える季節になります。盛岡の自然を感じながら、盛岡のソウルフード「福田パン」で皆でランチをしたり、お土産に買ってみてください。

①スーパーなどで福田パンを買うときは、ランチタイム前に行くのがおすすめ！

私自身、スーパー二は午後以降に行くことが多いですが、福田パンを買おうとしても売り切れていたり、欲しい味がないことがしょっちゅうあります。ランチに福田パンを食べようと朝から買っていってしまう方も少なくないので、もし、盛岡に来てスーパーやコンビニで福田パンを買おうとなった時には、ぜひとも午前中に行かれることをお勧めします。

②福田パンは、買ったその日に食べるのが一番おすすめ！

福田パンはとってもふかふかなのですが、そのふかふかの状態で食べるなら、もう買ったその日に食べるのがおすすめです。日ごとに微妙にですが、ふかふかの状態から、ちょっと固くなっていくので、早めに食べることをおすすめします。

③もし時間が経った福田パンをおいしく食べたいときは電子レンジでチン！

そうは言っても、お土産でもらったり、買ったりした場合など、すぐに食べるのが難しいこともあると思います。その場合は、電子レンジで20秒ほど温めてから食べると、ふかふか、更にモチモチになって、美味しく食べることができます。「福田パンを買って時間が経ったらレンジでチン！」おすすめです。