2016/01/04 更新
- 酒(693)
ウイスキーの賞味期限とは?古ければ古いほどいいって本当?!
お酒好きにはたまらない!〇年物のウイスキー!と聞いて、「え?そんなに古いの大丈夫?」と思ったことはありませんか?そもそも、ウイスキーって賞味期限はあるのでしょうか?あるとしたらウイスキーの賞味期限は何年?ウイスキーの賞味期限にまつわる美味しい話をまとめました。
ウイスキーの賞味期限に驚きの事実が発覚です。実はウイスキーに賞味期限はありません。
言うなれば、賞味期限は半永久!いったいどういうことでしょう。
よく年代物のウイスキーは熟成し美味しいといわれます。長く保存してもウイスキーの品質は変わらないのでしょうか?答えは簡単、適切に保存してあれば変わりません。つまりウイスキーの賞味期限はほぼ永久的と言えます。しかし、買ってきたウイスキーを放置しておけば美味しくなる、ということでもないのです。ウイスキーの賞味期限は長いのですが、やはり適切な保存法が必要ということになりますね。
ウイスキーには賞味期限が表示されていないことを知っておられますか?ウイスキーは蒸留酒の一種で、アルコール度数もとても高いお酒です。そのため、品質に変化が起きにくいのです。ですから、一般の食品には必ず表示されている賞味期限を記す必要がないとされています。
コルク栓のウイスキーには賞味期限があるって本当?
ウイスキー自体には賞味期限がないのですが、コルクで栓をしているウイスキーには賞味期限がある、と言われることがあります。これは長期間保存することでコルク栓が収縮することがあり、完全密封できなくなることがあるためです。また、コルクの弾力が弱くなり開封しにくくことがあるため、とも言われています。コルクの寿命が賞味期限、というところですね。
ウイスキーに賞味期限がないとはいえ、保管しておく環境を全く選ばないわけではありません。ウイスキーの最も適切な保存法とは、樽で温度湿度が保たれた状態のまま保存することです。とはいっても、すでに瓶に入って売られているウイスキーですから樽保存は無理ですね。でも安心してください、瓶でも直射日光が当たらない、温度が一定に保たれる冷暗所で保存すれば大丈夫です。
特に、コルク栓のウイスキーの場合は、瓶を立てたまま保存することでコルクの痛みを防げます。コルクがウイスキーに浸かってしまった状態では品質に変化が起きることがあります。ウイスキーに賞味期限はないとはいえ酸化を防ぐためにできるだけ気を付けたいですね。
ウイスキーには賞味期限ではなく製造年が記載されていることがあります。しかし、ウイスキーの賞味期限が記載されないのは、残念ながら古ければ古いほど美味しいから、ではありません。蒸留酒でアルコール度数が高いため長期保存しても品質が変わりにくいからです。
更に残念なのは、すでに瓶詰してあるウイスキーを大切に保存しても、熟成され味が良くなることはない、ということです。つまり10年物のウイスキーを買ってきて10年大切に保管しても20年物のウイスキーの味わいにはなりません。
ウイスキーは基本樽の中でのみ熟成が進みます。ワインや泡盛とは違うんですね。樽から出されると基本的に熟成により味が変わることはありません。そのため、賞味期限を気にする必要はありませんが、古いものを残しておくことで価値が上がるとも期待できません。
賞味期限がないウイスキーは贈答品に好まれます。常温保存でよく賞味期限を気にすることもないので頂いた側も気が楽です。賞味期限を気にせず、前もって選び準備できるのもいいですね。
ウイスキーは賞味期限がないと言われますが、開封してからももう一度しっかり栓をし、冷暗所に保存しておけばほとんど酸化せず、品質を保てます。開封後も賞味期限が長いので、お酒をほとんど飲まないけど、たまにちょっとだけ飲みたい、という人にはウイスキーがおすすめです。
賞味期限がないウイスキーは、変わらない愛を誓うときにぴったりですね。古きよきものを大切にしつつ、未来を創っていく二人にウイスキーで乾杯!なんて粋なプレゼントはいかがですか?