卵の賞味期限はどれくらい？正しく理解して上手に卵を食べよう！

賞味期限＝生で食べられる期間

卵のサルモネラ菌の汚染率は0.03％程度といわれ、極めて低いもの。常温でも一定期間内は繁殖することはないので、食中毒の起こる心配はありませんが、一定期間内を過ぎると菌が急速に増殖します。
そこで、完全に食中毒を防止するため、菌が増殖を始める前＝「生で食べられる期限」とし、賞味期限を表示しているのです。

賞味期限の設定は保存温度で決まる！？

卵を安全に食べるため、基準の月と気温が決められています。

賞味期限＝たまごを安心して「生食」できる期限

賞味期限が過ぎても食べられなくなるわけではありません。
ひびが入っている卵は、生食を避け、加熱調理をしてから。卵は賞味期限表示を確かめてから買いましょう。
賞味期限が過ぎたら、黄身も白身も充分に固くなるまで加熱調理し、できるだけ早く食べてください。

ドア開閉の振動で卵にヒビが入る可能性も？

卵を買ってきた後、冷蔵庫のドアポケットへ移して保存…実はそれはＮＧなんです！
また、ドア付近は外気に触れることが多いため、気温も変化しやすく不安定。品質が一定に保てなくなる可能性があります。

パックのまま保存すると卵の鮮度が長持ち！

賞味期限が十分ある卵を買っても、保存状態の良しあしで賞味期限内に食べられなくなることも…。
パックのまま棚に入れておくだけでＯＫ！
温度の変化が少ない上の段に保存し、また、においが強い食品の隣は避けましょう。
鶏卵の場合は向きにこだわらなくても大丈夫です。

賞味期限すぎてから1か月ぐらいまでを目安に。

諸説ありますが、賞味期限が切れても1ヶ月以内なら大丈夫という意見が多いようです。
卵に含まれるサルモネラ菌は加熱することによって死滅するので、加熱すれば安心です。
卵は意外にも日持ちが良い食品で、無菌状態でしっかりと殻に包まれていれば、簡単に腐ってしまうことはありません。

ひび割れ、水濡れの卵は賞味期限より前に！

温度変化は大敵！温度変化の少ない常温がお店では最適

冷蔵庫から卵を取り出すと卵が少し濡れている経験はありませんか？
結露してしまうと雑菌が発生してサルモネラ菌が増えてしまいます。
養鶏場からスーパーで販売されるまで常温なので、家庭に届くまで常温の方が温度変化がなく安定した品質を保てるのです。
長い賞味期限で安心して食べられるのも、こうしたお店や生産者の方々の品質管理があってこそですね。

常温での保存の目安はどのくらい？

12～3月頃（10℃前後）…およそ２か月間
4～6月、10～12月頃（23℃前後）…およそ3週間前後
7～9月頃（28℃前後）…およそ2週間前後

卵は季節に関係なく常温で保存することができます。
ただし直射日光や暑すぎる場所は避け、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。
賞味期限にかかわりなく、常温保存の場合はお早めに。
（詳しくはパックに書かれている賞味期限を参考にしてください）

重ねての収納もＯＫ！保存ケースで賞味期限を保持しましょう！

１００円ショップには便利なグッズがたくさんあります。こちらの卵ケースもその一つ。
積み重ねて保存できるので、個数の多い卵パックも安心して買えます。
買ってすぐに保存ケースに移せば賞味期限もバッチリ保持できますね！
こちらの商品は楽天でも購入できます。

持ち運び可能な卵の保存ケース

卵を一度にたくさん使う方にはこちらの保存ケースがおすすめ。
持ち手がついているので、移動にも便利です。
コンパクトかつ清潔に収納して卵の賞味期限を保持しましょう！

家庭では冷蔵庫の奥に保存するのがおすすめ！

家庭の食卓に欠かせない卵。今回は賞味期限についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
買ってから使うまで、なるべくさわらず静かな状態で冷蔵しておくのが賞味期限を一番保持できるのではないかとまとめていて感じました。
賞味期限が過ぎていても卵は食べられますが、くれぐれも生食、半熟は賞味期限内のものをご使用ください。