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お米の栄養は頭脳・体に必要な栄養がたっぷり*ご飯で元気な毎日を!

お米で炊いた白いご飯は太ると摂取を控える方も多そうですが、お米は日本に伝来してから現在まで日本人の主食で、頭脳や体に必要な栄養の源。白いご飯には炭水化物以外にもたんぱく質、ビタミン、食物繊維などの栄養が含まれています。お米の栄養で毎日を元気に過ごしましょう。

お米のこと

白米、胚芽米、玄米

お米はイネ科のイネ属の一年草です。日本への伝来は、中国から伝わったとする経路が一般的です。お米は穀物として、小麦、トウモロコシと共に世界三大穀物です。米穀ともいいます。

お米はイネの実の「籾」の皮を取り除いた穀物です。収穫したイネは、イネから籾を収穫「脱穀」→籾を乾燥→籾殻を取り除いて「玄米」→玄米の胚芽、ぬか層を取り「胚乳」=「精米または精白米」にします。

精米は一般的にお米で、炊飯し「ご飯」として日本人の主食、大切な栄養源となります。

お米の種類

アジアイネ、アフリカイネ、ネリカ~稲の系統による種別

世界中で幾多の種類があるお米です。世界中で作られている稲に、「アジアイネ」、と「アフリカイネ」があります。「アフリカイネ」はアフリカの西の地域で作られています。また、アフリカのためにアジアイネとアフリカイネの掛け合せた「ネリカ」というイネもできています。

アジアイネには、三種類あり現代では多くの地域で生産されています。「ジャポニカ種」(日本型イネ)、「インディカ種」(インド型イネ)、「ジャバニカ種」(ジャワ型イネ)があります。

ジャポニカ米~短粒米、短粒種、日本型

短粒種の玄米(品種 ヒノヒカリ)


米粒は短く丸みがあります。米でんぷんのアミロペクチンの含有が多く、アミロースの含有が少ないために炊くとツヤ・粘りなどがでます。日本人が主食にしているお米です。味や風味が冷めても落ちにくので、お寿司、おにぎりなど米食の文化も発達しました。日本、中国東北部、朝鮮半島、一部の欧州、オーストラリア、アメリカなどで作られています。日本では多種多様な品種が栽培されています。

インディカ米~長粒米、長粒種、インド型

長粒種


米粒は細長いです。タイ米とも。アミロースの含有量が多いので、粘性があまりないのでパサパサしているため他の食材と煮たり、カレー、ピラフなどに適しています。世界的には一番多く作られています。インド、タイなどアジア、中国、アメリカなどで作られています。

ジャバニカ米~大粒種、ジャワ型

米粒はジャパニカとインディカの中間の大きさ、幅広い粒です。テイストはあっさりしています。粘りが少ないのでリゾットやパエリアなどに利用されます。インドネシアのジャワ島、アジアの熱帯地域、中南米、イタリア、スペインなどで作られています。

うるち(粳)米、もち(糯)米~お米の栄養での種別

お米の栄養(米でんぷん)の含有での種別

【うるち米】アミロースおよそ20%前後+アミロペクチンおよそ80%が主な栄養成分です。日本人が主食にしているお米はジャポニカ米、うるち米です。上新粉(和菓子などの原料)。

【もち米】お米の栄養成分にはアミロペクチンだけ含有して、アミロースは含まれていません。
よってうるち米より粘りがあります。お赤飯、お餅などに使用されます。白玉粉、道明寺粉(桜餅、おはぎなど)。

粘りけが少ないものを粳(うるち)、多いものを糯(もち)と言い、一般に広く知られているものは米があり、それぞれ粳米(うるちまい)・糯米(もちごめ)と呼称される。

出典:https://ja.wikipedia.org

いろいろお米の種別

バスマティの玄米

水稲と陸稲、軟質米と硬質米、飯用米と酒米(酒米は法律で規制有り)、新米と古米、有色米(黒米、赤米、緑米、、古代米)、香り米(インドのバスマティなど)があります。

加工によるお米の種別

栄養価を残す分づき米

白米、7分づき(7分精米)、5分づき(5分精米)、3分づき(3分精米)、玄米です。数字が小さいほど玄米の栄養が残っていて、白米より栄養価も高く、玄米より食べやすいとされています。 

発芽玄米:玄米を水に浸し発芽させたお米、ギャバが玄米より多くなります。
胚芽精米:玄米からぬかを外して、胚芽を80%以上残しています。白米より酸化しやすいです。
無洗米:お米を研ぐ時間・手間を省略でき、砥いだ後の排水が無いエコなお米とされています。

日本各地には栄養豊富で美味しい品種のお米がたくさん栽培されています。

お米の栄養~旨味の決め手

お米100gの栄養成分


【お米100gの栄養成分】
炭水化物77.1g、たんぱく質6.1g、水分15.5g、脂質0.9g、ミネラル・ビタミンなど0.4gです。

お米の主な栄養成分は、炭水化物(でんぷん)ですが、この炭水化物は決して悪物ではなく、人体を構成する大切な栄養素です。特にお米、ご飯の栄養は体内で消化、吸収、代謝後に頭脳や体に必要な栄養源となります。

栄養成分「アミロース」「アミロペクチン」のバランス

お米の主な栄養成分(水分、でんぷん、たんぱく質、脂質、ミネラル)と硬さ、粘性が、ほどよく配分されたお米が炊飯すると旨味をだすといわれます。そしてアミロース(硬さ)、アミロペクチン(粘性)というお米のでんぷんの配合バランスでも決定します。

日本で主に食べられているお米はこのアミロースとアミロペクチンの配分がよいとされています。日本で美味しいお米の代表品種はアミロースが19%です。一般的な日本のお米の比率はアミロース(硬さ)およそ20%とアミロペクチン(粘り)およそ80%とされています。

お米の栄養・健康へのはたらき

ご飯は麺類やパンなどの粉物ではなく、米粒で食べるので、消化後の代謝に時間がかかります。よって、体脂肪が溜まりにくく、腹もちがよいなどウレシイ作用があります。

ご飯~精白米~1杯150グラムの栄養価とはたらき その一

【お米の栄養 ご飯1杯150g 252kcalの栄養価】

炭水化物 55.7g → 頭脳、体の重要なエネルギー源です。
たんぱく質 3.8g → 血液、筋肉、細胞などの体の基本をかたち作ります。 
脂質 0.5g → 体を動かすエネルギーの主成分です。

食物繊維 0.5g → ガン、便秘などを防ぎます。

ご飯~精白米~1杯150グラムの栄養価とはたらき その二

ビタミンB1 0.03mg → エネルギー代謝に関わる成分、不足すると脚気、神経炎。
ビタミンB2 0.02mg → エネルギー代謝にかかわる成分、美肌に導きます。 
カルシウム 5mg → 骨、歯の成分です。骨粗鬆症予防に。
鉄 0.2mg → 鉄分の欠乏から、貧血、運動・認知機能の低下につながります。
マグネシウム 11mg → 骨の大切な成分で、精神状態を安定に保つ働きが期待できます。
亜鉛 0.9mg→たんぱく質などの代謝に関係。味覚を保ち、皮膚、粘膜の正常さを助けます。

お米のセレクト、保管方法

お米の選び方、保存方法

【選び方など】
お米の選び方として、良質なお米は、粒の形状が揃い、丸みがありつやがあります。
米袋の表示の原料玄米、内容量、精米年月日、販売業者などを参考にしてください。

【保存方法】
涼しく、日の当たらない場所に常温で保存します。

ご飯の保存

炊飯器などで炊いたご飯を冷蔵庫に入れて保存すると、レンジなど温め直してもおいしいご飯には
戻りません。残ったご飯は冷めないうちに冷凍保存ができる容器(タッパーなど)やラップなどにいれて、余熱がとれたら冷凍で保存するのがおすすめです。

お米の栄養のまとめ

お米の栄養は頭脳、体に必要不可欠な栄養

お米、ご飯は頭脳、体を動かすための必要な栄養源です。そのためにも朝食にご飯をメインで摂ってほしいです。忙しい方は、一週間分のご家族のご飯をお茶碗一杯分ずつ冷凍保存して、朝食や夕食などへ活用するのもおすすめです。

お米、ご飯はパンや麺類よりもお腹がすきにくいです。ご飯をバランスの良い食事の中心して毎日を元気に過ごしましょう。

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