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特徴を生かして様々な料理に用いたい、豆腐と関連品の種類のまとめ

低カロリーで良質なたんぱく質や脂肪を多く含む豆腐。関連品も含めたらこんなにも種類があるんです。スーパーマーケットにも様々な豆腐と関連品の種類が揃っていますよね。それぞれの特徴を知り、料理のレパートリーも広げていきたいですね。

豆腐の種類①: 豆腐

大豆を原料とした豆腐にも作り方の違いで、豆腐の種類が分かれています。それぞれの特徴から料理にも使い分けてみてくださいね。

豆腐の種類:木綿豆腐

豆乳にニガリなどの凝固剤を加えて固めたものを木綿の布を敷いた型箱に流し込み、その上から重石をすることで、余分な水分を切って作られます。水分を搾って作られるため、栄養分が圧縮されており、たんぱく質や脂質を多く含みます。カルシウムや鉄分、ビタミンE、食物繊維も豊富。

豆腐の種類:ソフト豆腐

木綿豆腐の工程の中で、圧搾を少なくし、上澄み(ゆ)をあまり取らないで仕上げた豆腐です。木綿豆腐と絹こし豆腐の中間の軟らかさと滑らかさを持ち、栄養豊富な木綿豆腐の特徴も持っています。

豆腐の種類:木寄せ豆腐(おぼろ豆腐)

木綿豆腐の工程の中で、豆乳にニガリを入れて固まり始めたものを型箱に入れる前にすくった豆腐です。これをざるに盛って水分を切ったものがざる豆腐と呼ばれます。

豆腐の種類:絹こし豆腐

熱い豆乳を、凝固剤を入れた穴のない、布を引かない型箱に流し込み、一定の時間静かにしておき固めた軟らかで滑らかな豆腐です。木綿豆腐のように、撹拌、崩しや圧搾を行わず、「ゆ」を取ることもしません。豆乳をそのまま固めるので、木綿豆腐よりも栄養が多く入っています。

豆腐の種類:充填豆腐

豆乳をいったん冷やし、凝固剤と一緒に1丁ずつの容器に注入(充填)、密閉し、加熱して凝固させた豆腐です。型箱に入れず、水晒しをしないことが特徴です。密閉されているので、日持ちの良いのも特徴です。

豆腐の種類②: 豆腐加工品

木綿豆腐を加工することで、焼いたり、煮込んだりしやすく加工された種類です。もともとは木綿豆腐ですが、様々な形に変わって料理の食材となっていますね。

豆腐加工品の種類:焼き豆腐

堅めに作った木綿豆腐を水切りしてから炭火やガスなどで焼いて焼き目を付けた豆腐加工品です。型崩れしにくく、味が染みやすいので、すき焼きや煮物、田楽などに多く用いられています。

豆腐加工品の種類:生揚げ(厚揚げ)豆腐

通常木綿豆腐を水切りしてから、高温の油で揚げた豆腐です。表面は油で揚げてありますが、中は豆腐です。型崩れしにくく、安価でボリュームもあるので、煮物やおでん、肉の代わりに様々な料理に使われます。

豆腐加工品の種類:油揚げ(薄揚げ)

木綿豆腐を薄く小さく切って圧し、水分を少くして低温,次いで高温の油で2段に揚げ膨化させた豆腐加工品です。味噌汁の具、惣菜、煮物、いなりずし等に広く用いられている食材です。

豆腐加工品の種類:がんもどき(ひりょうず)

木綿豆腐をくずし、十分に水を切り、つなぎに山芋のすりおろしを入れ、練った中に、ごぼう、人参、きくらげ、昆布、ごま、銀何、麻の実など、様々な具を入れ、撹拌し団子型に成型。これを低温油、次に高温油で二度揚げした豆腐加工品です。おでんの具や、惣菜、煮物などに広く用いられています。

豆腐の種類③: その他関連品

豆腐ではありませんが、大豆や豆腐に関連した種類です。ヘルシーフーズなのに栄養が豊富なので、健康や美容に欠かせない食材です。

豆腐関連品の種類:豆乳

豆腐の重要不可欠な「母液」です。大豆を水に浸してやわらかくしてすりつぶし、さらに水を加えて煮詰めた汁を濾したものです。体い良い飲み物として美容や健康志向の高い方に支持されています。

豆腐関連品の種類:ゆば(湯葉)

豆乳を加熱する時に表面に膜が張られ、これを竹串で引き上げたものが「生ゆば」です。保存食品として乾燥品も出回っています。コレステロールがゼロなのに、良質なたんぱく質と油脂分に富んでいます。

豆腐関連品の種類:凍り豆腐

豆腐を凍らせた後、乾燥させて造ります。栄養価の高い伝統的保存食品です。たんぱく質、脂肪 、カルシウムに富み,消化はよいとされています。カロリーも低く、ダイエットにもよく用いられる食材です。

豆腐関連品の種類:おから

大豆から豆乳を造る際のしぼりかすですが、食物繊維やカルシウムをたっぷり含んでおり、たんぱく質や炭水化物、カリウムにも富んだ食材としてヘルシーフーズの中でも注目される食材です。最大の魅力は、安価でローカロリーなこと。お惣菜だけではなく、最近はクッキーやケーキなどのお菓子にも幅広く使われています。

豆腐の種類④: 豆腐でない豆腐

大豆を原料としているものを豆腐と言いますが、大豆を使用していなくても、豆腐に形や食感を似せているので豆腐と名付けられているものがありますね。そんな種類もまとめてみました。

豆腐でない豆腐の種類:卵豆腐

だし汁と鶏卵を混ぜ合わせ、調味した液体を型に入れて蒸し豆腐状にしたもの。

豆腐でない豆腐の種類:ごま豆腐

ごまをすり、葛粉(または片栗粉)で豆腐状に固めたもの。精進料理のひとつで、奈良県、および和歌山県の郷土料理です。

豆腐でない豆腐の種類:くるみ豆腐

すり潰したくるみに葛粉を加え、弱火でしっかり練り上げて造ります。江刺特有の料理で、お盆や法事などの精進料理の際、刺し身代わりとして必ず作られてきたもの。たれをかけずに、そのままお茶うけにもむきますよ。

豆腐でない豆腐の種類:ジーマーミ豆腐

落花生(ピーナッツ)を使った沖縄県の郷土料理。落花生の絞り汁に芋くず(さつまいもデンプン)を加えて造ります。

豆腐でない豆腐の種類:杏仁豆腐

中国発症のデザートです。本来は薬膳料理のため、杏の種を用いるが、日本では香りが似ているアーモンドを使用することも多いです。家庭では牛乳にアーモンドエッセンスやアマレットを用いて作ることが多いですね。日本では甘いシロップとフルーツと一緒にフルーツポンチにしてよく食べられています。

豆腐の種類まとめ

豆腐の種類、作り方、特徴を知ることで、もっと豆腐が身近に感じられます。豆腐料理のレパートリーが少ないという方も、特徴を知り、生かせるレシピで挑戦して見てくださいね。

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