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これって玉ねぎアレルギー!?玉ねぎアレルギーの原因と症状は?

アレルギーと言えば牛乳や卵、小麦粉や蕎麦などがほとんどで、まさか玉ねぎでアレルギー症状が出るなんて!?と思っている人も少なくないですよね。でも実は玉ねぎでもアレルギー症状が出るんです。今回は、玉ねぎアレルギーの原因と症状についてご説明させて頂きます。

玉ねぎでアレルギー症状が出るって本当?

玉ねぎと言えば、動脈硬化や脳卒中などを予防する効果があるとか、血液をサラサラにしてくれる効果があるとか言われていて、健康に良いイメージがほとんどですよね。また、玉ねぎは様々な料理にも使われていますし、扱いやすい野菜のひとつでもあります。そんな玉ねぎでアレルギー症状が出るなんて、なかなか信じられないですよね。でも実は本当なんです。玉ねぎでアレルギー症状が出る人もいるのです。

玉ねぎだけに限らずすべての食物アレルギーは、その特定の食べ物に対して身体が過剰に反応して起こるのが原因で、普段症状が出ていなかったとしても、ある日突然、アレルギーを発症してしまう可能性もあるのです。そのため、十分気をつけたいところでもありますよね。

玉ねぎアレルギーの原因は?

では、玉ねぎアレルギーを発症してしまう人は、どのような事が原因となって発症してしまうのでしょう?アレルギー反応は、アレルゲンと呼ばれるアレルギーの元になるものを摂取してしまうことによって引き起こされます。玉ねぎにはリン・カリウム・クロム・ビタミンB1・食物繊維・硫化アリルという成分が含まれており、この成分の中で「硫化アリル」と言う成分がアレルギー症状を起こす原因だと考えられています。

硫化アリルは、玉ねぎ以外にもらっきょうや、ニンニク、ニラなどにも含まれており、健康面では便秘解消などに効果があるとも言われていますが、実は多量に摂取すると下痢を起こしたり、便がゆるくなる原因にもなるようです。硫化アリルは健康な人であれば自分の体にある消化酵素によって分解できるのですが、玉ねぎアレルギーになる人は、この消化酵素が通常の人より少ないために、うまく分解できないのだそうです。

玉ねぎアレルギーの症状は?

では、玉ねぎアレルギーが引き起こす症状には、どのような症状があるのでしょうか?もちろんアレルギー症状にはそれぞれ個人差がありますので一概には言えませんが、食べた直後から1時間後、遅くとも4時間以内には下記の症状が出始めると言われています。

玉ねぎアレルギーの主な症状には、腹痛や下痢、吐き気、冷や汗、めまいなどの症状ががあります。中でも一番重い症状になると、血圧が下がって意識が遠のいてしまうと言った、アナフィラキシーショックになる危険性もあるのです。そのため、玉ねぎアレルギーの人は、少量なら何の症状も出ないこともあるのですが、玉ねぎをたくさん食べる事によって消化ができなくなり、症状がでる場合があるようです。

玉ねぎアレルギーの対策は?

では、玉ねぎアレルギーになってしまった場合、どのような対策をすれば良いのでしょう?まず、玉ねぎを食べたことで何らかの症状が出たのであれば、とりあえずしばらく食べるのは避けておきましょう。それでもアレルギー症状が治まらない場合には、玉ねぎを食べた時間や量、調理の仕方などを記録して、病院で診てもらうのが一番です。

もちろん腹痛や下痢、吐き気などの症状が出たとしても、必ずしもそれが玉ねぎアレルギーだと言えるわけではありません。実は玉ねぎに含まれるアリシンのとり過ぎで、アレルギー症状と似た症状が出ることもあるのです。また、玉ねぎに含まれているアリシンや硫化アリルという成分は、実は熱に弱い性質があるため、炒め物などで玉ねぎに熱を加えることで、玉ねぎアレルギーの症状を発症しないとも言われています。

まとめ

いかがでしたか?玉ねぎアレルギーは、玉ねぎに含まれている成分「硫化アリル」が原因だったのですね。とは言え、玉ねぎはアレルギー源の中でも比較的アレルギーを起こしにくく健康にも良い野菜でもあります。そのため、食べ過ぎないようにさえ注意していれば、アレルギーを引き起こす確率は、ほぼゼロに等しいのです。

玉ねぎがアレルギーを引き起こす原因にもなり得るのですが、玉ねぎは料理には欠かせない食材ですし、身体にも良いことが遥かに多いので、アレルギーばかりを気にしないで美味しく調理して食べて下さいね。決して玉ねぎを食べると危険だ!と言うお話しではありませんので。

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