毎日具だくさん！野菜の味噌汁のお勧めレシピと栄養のお話♪

味噌は平安時代から食されるようになり、鎌倉時代には、味噌をすりつぶして溶かした汁状の物が飲まれるようになり、これが味噌汁の原型と言われています。

室町時代に入り、庶民の間にも味噌汁が広まっていくと、農民は自分たちで味噌を作るようになりました。江戸時代においては、ほぼ全ての家庭の食卓に味噌汁が普及し、庶民にとっては、ご飯・味噌汁・漬け物の組み合わせが、一般的な食事スタイルの基本となりました。

味噌には乳酸菌が含まれ、毎日食べることで腸内の善玉菌が増えます。味噌の原料となる大豆と麹には食物繊維が豊富で、腸内環境にダブル効果が期待できます。毎日一杯の味噌汁は習慣にしたいメニューですね。

野菜は加熱することで量がぐっと減りますから、具沢山の味噌汁なら、一杯で野菜１００ｇほどを摂取することができます。海藻、きのこ、野菜は総じて食物繊維が多く、この組み合わせの味噌汁を飲むと、整腸作用が期待できます。
　

具材としての野菜の量が多ければ、お味噌が占める割合も減りますから、塩分摂取は控えられるます。ワカメなどに含まれる食物繊維はナトリウムの吸収を妨げる働きがあり、いも類や緑黄色野菜、海藻、きのこなど、カリウムや食物繊維を多く含む具材を組み合わせれば、ナトリウムの過剰摂取が抑えられます。

市販のダシには塩分が添加されていますから、きちんと旨味を感じられるダシが作れれば、味噌を入れる量も減す事ができ、結果、塩分量をさらに抑えることができます。

味噌汁の具材人気ベスト５といえば、「豆腐、ワカメ、油揚げ、大根、ネギ」。でも、意外な組み合わせでも美味しくいただけちゃうのがお味噌汁のすごいところです。どんな野菜の組み合わせがあるのか、みていきましょう。

ベーコンを熱湯をかけてから使うと、塩分を控えられます。牛乳を入れても美味しくなります。

ゴーヤはお湯で茹で、他の野菜は電子レンジで1分ほど加熱、なすは食べやすい大きさに切り素揚げしておきます。冷やした出し汁で味噌を溶き加えます。準備した野菜を冷やしてお椀に入れ、上から出し汁をかけていただきます。

野菜は1.5cm角に切り、オリーブオイルで2分ほど炒めたら、水とだしを加えて沸騰させます。味噌をで味を整えて、仕上げにトマトを加えます。トマトの旨みとオリーブオイルの風味が味噌とも相性ばっちりの一品。

ワカメは水で戻してから一口大の大きさに切り、しその葉は千切りにして水に放してからしぼります。
出し汁を沸騰させたら、ワカメを入れ、火を弱めたら味噌を加えて火を止めます。お椀に盛ってから、スープ用糸寒天としその葉を上にのせたら出来上がり。あっというまにできあがる、さっぱりお味噌汁！ワカメも寒天もたっぷり入れてヘルシーにいただきたいですね。

ありったけの野菜をなんでも入れて、最後に酒粕をプラスします。たっぷりの野菜にたっぷりの酒粕で深みが出た美味しいお味噌汁が出来上がり！寒い冬にはしょうがをプラスしたら、お腹もあたたまりそうですね。

野菜たっぷりの具沢山味噌汁♪　いかがでしたか。どれも美味しそうですね。お味噌の種類でもアレンジが可能ですから、味噌汁のバリエーションは限りなく広がります。きょうはどんな野菜にしようかな。野菜の組み合わせを楽しく考えながら、具沢山野菜のお味噌汁で、健康＆元気な毎日をおくりましょう♪