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かゆくなる方も多いのでは?とろろにもアレルギーってあるの?

ご飯やおそばなどにとろりとしたとろろを載せると何とも言えないおいしさですよね・・・♡お好きな方も多いのでは?でもとろろを作るとどうにも手が痒くて仕方ない!そんなことはありませんか?これってアレルギー?今回はそんなとろろとアレルギーの関係についてご紹介!

とろろでかゆくなるのってアレルギー?

和食ではとてもいい仕事をしてくれるとろろ!
ご飯にかけてもおそばにかけても焼いてもおいしいですよね!

でも家で作られたことがある方なら経験があるはず・・・
とにかくとろろを作ると手が痒い!
でももしかしてこれってアレルギー?

今回はそんなかゆくなりがちなとろろとアレルギーの関係性についてみていきます。

とろろでかゆくなるのはアレルギー?

まずは純粋な疑問から。
とろろを触るとかゆくなるのはアレルギーなんでしょうか?
でもそうだとしたらかなり多くの人がアレルギーという事になるし・・・どうなんでしょう?

山芋を調理したり、食べたりするときに
手や口の中にまで現れるかゆみの原因は
「シュウ酸カルシウム」という成分です。

かゆみが出るということは、体に悪い
物質なのかと思われるかもしれませんが、
そうではありません。

出典:http://xn--cbktd7evb4g747sv75e.com

実は山芋のかゆみはこのシュウ酸カルシウムが大きく関係しています。
これはこのカルシウムの形が針状結晶の形をしていることが関係しています。

針状結晶とは名前の通り針のようにとがった結晶のことですが
この針の部分が刺さって痒くなっているというわけです。

これには対処法もあるんですよ♪

山芋のかゆみに効果的なのは 「酸」です。

針状結晶は酸性のものに弱く、酸に触れる
と溶けてしまいます。

ですから、山芋の皮をむく前に酢水に浸けて
おくと、針状結晶がなくなり、手のかゆみの
予防に繋がります。

出典:http://xn--cbktd7evb4g747sv75e.com

これはとても便利ですよね!
もし手間だと思うなら手にお酢やレモン汁を直接かけたり
手が荒れている方なら手袋をするのがいいと思います♡

もしとろろにふれてかゆみが出た後でも酢水やレモン汁で洗うと緩和されますよ!

なんだ!じゃあとろろにアレルギーはないのかとお思いかもしれませんが
実はそうではありません。

とろろによるかゆみがこのシュウ酸カルシウムに関することだけならいいのですが
とろろにはこれとは全然違う物質がアレルギーに関係しているんです。

とろろのアレルギー物質とは?

実はとろろの原料である山芋、特定原材料指定と言って
可能な限り原材料表示しなさいと決められている20品目に含まれているんです。
それだけアレルギーが起きやすい食材といえます。

では一体とろろのどんな成分がアレルギーを引き起こすのでしょう?

山芋には「アセチルコリン」という成分が含まれています。この「アセチルコリン」は、人体にアレルギー反応を起こす化学物質の一つです。トマト、なす、ソバ等にも含まれています。

出典:http://ni-ko.net

アセチルコリンという物質がとろろの原料である山芋に含まれています。
これがアレルギーの原因だそうです。

このアセチルコリン、仮性アレルゲンと呼ばれています。

食物アレルギーは、その食べ物を食べた事により体が異常をキャッチして化学物質を放出し、結果何かしらの症状が出る事を言います。

一方で仮性アレルゲンは、その食べ物自体に化学物質が含まれていて、それが直接体に作用します。

出典:http://baby-atopy.net

わかっていただけたでしょうか?

普通のアレルギーは体が異物を外に出そうして出る症状。
仮性アレルゲンはその物質が体に影響を与えます。体は何もしていません。

仮性アレルゲンとても怖い感じがしますよね。
でもとろろを大量に食べたりしないこと
体調が悪い時にとろろを食べないことを守れば大丈夫です!

またアナフィラキシ―などが仮性アレルゲンで出ることは稀です。

また火を通せばこの化学物質は落ちてしまうようなので
アレルギーが心配なら火を通しましょう!

とろろアレルギーは発症したらどんな症状が?

それは次にとろろのアレルギー症状についてお教えします。
とろろでは一体どんなアレルギー症状が出るのでしょう?

・自律神経失調症状
自律神経失調症状とは体のオンオフ機能がうまく働かなくなることです。
これは不眠や体の不調につながります。鬱にもつながる症状なので気をつけましょう。

・血管異常、それによるかゆみ
血管の収縮や拡張、また拡張されたことにより体のかゆみも出る場合があります。
心配な時なすぐに医師へ相談しましょう。

・血圧異常、心拍数低下
血圧が上昇したり降下したりと血圧も異常に。
心拍数が低下することもあるのでかかりつけ医がいるようなら診察をお勧めします。

・腹痛、吐き気、下痢
こちらもアセチルコリンの作用の一つ。
ひどい時は医療機関受診を。

・気管支収縮、気管支喘息
気管支の縮小により喘息を引き起こす可能性もあります。
喘息の薬がある方はそれを服用し、医師の診察を受けましょう。

・アナフィラキシ―
可能性は稀ではありますが発症する可能性があります。
急激な血圧低下やいろんな症状が出た場合アナフィラキシ―の可能性がありますので
ためらわずすぐ救急車を呼びましょう。

いかがでしょうか?
とろろを食べて上記のようなアレルギー症状が出たことはありますか?

かゆみに関しては先ほど紹介したシュウ酸カルシウムとわかりずらいのですが
一つの判断基準としてお酢やレモン汁でも全然効かない時は
とろろアレルギーかどうか検査をすることをお勧めします。

もしこのアレルギー症状が出ていなくても、アセチルコリンは直接作用する化学物質です。
とろろの大量摂取、体調不調時のとろろの摂取は控えましょう。
また、アセチルコリンの事があるのでとろろを赤ちゃんへ与えるのも控えた方がよさそうです。

とろろのアレルギーについてわかっていただけましたか?

基本的にとろろのかゆみについてはアレルギーでなく別の成分の性という事がわかりましたよね。
ただその対処法をしてもかゆみが収まらない場合はアレルギーかもしれません。
またアセチルコリンは直接人体に作用するので食べすぎると体調を崩すかもしれません。
ほどほどにしておきましょう。

ただ、アレルギーはどんな食べ物にも基本的に存在します・・・!
あまり怖がらずにアレルギー対処法をしっかり思えておいて
たくさんとろろを取りすぎないようにしておいしく頂きましょう!

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