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梨アレルギーに悩まされていませんか?気になる梨アレルギーとは?

梨アレルギーでは食べた際の症状として、舌がピリピリしたり、喉がむず痒くなったりと口腔内に現れることが多いです。ここでは、梨アレルギーについて、原因となるものやどんな症状が出るのか、検査の仕方を詳しく解説します。梨アレルギーについて、みていきましょう。

【梨アレルギー】梨アレルギーとはどんなもの?

梨アレルギーは、同じ抗原を持つ食物でもアレルギーが出やすい

梨アレルギーは、食物アレルギーの一種です。バラ科の果物に含まれている梨は、同じバラ科のりんごやいちごと同じようなアレルギーを引き起こします。異なる科であっても、共通のアレルゲンを持った食物も中にはあります。

【梨アレルギー】梨アレルギーと花粉症の関係

梨アレルギーは、花粉症と深く関わっており、これは同じ原因物質を持つ分子構造が、花粉と梨にあるからと言われています。梨と共通の抗原が存在する花粉は、5月頃に多く飛散するシラカバです。

【梨アレルギー】梨アレルギーになる原因は?

【梨アレルギー】梨に含まれるたんぱく質が原因

梨などの果物には、たんぱく質が含まれていますが、アレルギー反応が起こるのは、このたんぱく質が原因です。アレルゲンと言うのは、たんぱく質で構成されており、これはアレルギー反応を誘う、血液中のIgE抗体と反応をします。

【梨アレルギー】無農薬の果物が関係していることも

無農薬の果物と言うと、体に害を与えない優しいものという認識を持たれている人が多いかも知れません。しかし、実はこれが原因で梨アレルギーの症状が引き起こされる可能性もあります。

【梨アレルギー】無農薬の果物との関係

無農薬で作られた果物は外敵から身を守るため、感染特異的たんぱく質と呼ばれる物質を出します。実は、この物質には人間に対してもアレルギー反応を示す恐れがあるのです。そのため、無農薬のものを食べることで、梨アレルギーの症状が現れる可能性は高まるとも言われています。

【梨アレルギー】梨アレルギーは花粉症との関連性も

【梨アレルギー】口腔アレルギー症候群

梨などの果物を食した際に、唇が腫れたり、喉の奥がイガイガとする感じが出ることを、口腔アレルギー症候群と呼びます。症状は口腔周辺に現れることが多く、まれに胸の圧迫感や嘔吐、下痢といった全身の症状に発展するケースも中にはあります。

【梨アレルギー】口腔アレルギー症候群

口腔アレルギー症候群に罹っている場合、その多くが花粉症を伴っています。これは、花粉に含まれるアレルゲンが、果物に含まれる抗原と同じ物質を持っており、果物を食べた際に、体が花粉と勘違いをしてアレルギー反応を起こすためです。

梨アレルギーになると出る症状は?

【梨アレルギー】唇の痒みやヒリヒリとした痛み

果物過敏症とも呼ばれる果物アレルギーは、特定のフルーツを生の状態で食した直後に、喉の奥や唇が痒くなったりヒリヒリしたり、痛みが生じたりと、口腔内に症状が現れます。

複数の症状が広範囲に現れるケースもある

梨といった果物のアレルギーでは、口腔内にて症状が現れるケースがほとんどです。しかし、中には、鼻水や目の痒みといった花粉症でよく見られる症状、咳や息切れなどの呼吸器の症状が組み合わさり、広範囲にわたって出現する場合もあります。こうした状態は、アナフィラキシー反応と呼ばれています。

梨アレルギーで行う検査方法

IgE抗体の量を調べる血液検査

食物アレルギーの検査方法としては、まず血液検査が行われます。アレルギーの患者さんは、症状が現れる特定のものに反応をする特異的IgE抗体を持っており、血液検査によってこのIgE抗体の数値を見て、アレルギーがあるのかどうか、またアレルギー体質の程度を判断します。

食物除去試験

食物除去試験は、アレルギー反応が起こる原因と考えられる、食べ物を数週間断ち、症状が変わるかどうか見極める検査です。除去は生で食べられるもの、調理されたもの、加工品など、その食品が含まれているもので、わずかでも食べてしまうと、検査の意味がありませんので、このように量を問わず、全てを取り除きます。

梨アレルギーは治るの?

梨アレルギーは、治らない

大人になって発症した梨アレルギーは治らず、症状を起こさないためにも、果物の摂取を控えるようにすることが非常に大切です。もし、アレルギーと思わる症状が現れているにもかかわらず食べてしまうと、呼吸困難やアナフィラキシーといった、重症化してしまう恐れがあります。

まとめ

梨アレルギー

梨アレルギーの多くは、口腔内に現れる症状となりますが、時には重症化し、全身に多彩な症状が出る場合もあるなど、このように人によって様々な症状が見られます。また、他の果物や花粉症との関係もあり、急に梨アレルギーになることもあります。気になる人は、必ず病院で検査を受けて判別しましょう。

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