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なすアレルギーの症状ってどんなの?気になる、なすアレルギーとは?

なすを食べてアレルギーになる人がいるのを知っていますか?なすアレルギーは、大人になって突然なるというケースもあります。なすアレルギーとは何なのか、どのような症状になるのかなど、なすアレルギーの気になるポイントをみていきましょう。

【なすアレルギー】なすアレルギーとはどんなもの?

【なすアレルギー】アレルギーがある人には油断ならない夏の食材

夏野菜の代表格でもあるなすは、長なす、丸なす、小なすなど種類が多様です。そして漬物にしたり煮物にしたり、さらには料理の付け合わせにしたりと、なすは家庭でもお馴染みの野菜です。

【なすアレルギー】毒性もある

なすをはじめとするナス科の野菜は、毒性が高いものが多く、アレルギーを持っている方にとっては、重篤な症状を引き起こす恐れもあります。また、アレルギーを持っていなくても、ナス科への耐性が低いという方も少なくありません。

【なすアレルギー】なすアレルギーのおもな原因とは?

【なすアレルギー】なすには花粉症のアレルゲンと似た物質が含まれている

なすには、花粉に含まれるアレルゲンと似ている物質が含まれているため、口腔アレルギー症候群になりやすいと言われています。大人や、比較的大きくなった子供の場合には、すでに花粉症を発症していることで、なすアレルギーが生じるケースが多いです。

なすアレルギー

また、年少の子供の場合は、なすを多量に摂取して発症することが多いため、与える量に注意しましょう。ちなみに、なすなどの野菜は、加熱してもアレルゲンが完全に消滅するわけではないので、生食でなくても慎重に様子を見るようにしましょう。

【なすアレルギー】なすに含まれる仮性アレルゲンが原因

なすはアクが強いため、切り口が空気に触れるとその部分が酸化して黒く変色したり、味にえぐみが出たりします。そのようにアクが強い野菜は、仮性アレルゲンを含んでいることが一般的です。

【なすアレルギー】仮性アレルゲン

仮性アレルゲンとは、アレルギーの原因物質が含まれない食べ物でありながら、食物アレルギーと類似した症状を起こす物質です。なすも仮性アレルゲン食品で、ヒスタミンやアセチルコリン、チラミンといった化学物質が含まれています。これらの化学物質が、アレルギー反応が起きる化学伝達物質と似ているために、アレルギーと似た反応を引き起こす場合があります。

【なすアレルギー】レクチンとの関係

なすに含まれているレクチンは、ビールや豆類、魚介類、穀類、野菜などに多く含まれる毒素で、ナス科野菜においては、比較的熱に強く、消化不良があまり良くないうえに、腸壁の細胞に付きやすいという性質があります。

【なすアレルギー】レクチンとの関係

体質に合わないレクチンが腸壁に付着してしまうと、消化器官の壁に穴が開く原因になります。そして、それがもとで食物アレルギーを起こすケースがありますので、消化器官の病気に罹っている方などは特に、なすを食べる際には慎重さが必要と言えます。

【なすアレルギー】なすアレルギーのいろいろな症状とは?

【なすアレルギー】口が痒くなったり喉がイガイガしたりする

なすなど植物のアレルギーは、一般的に食後5分以内と、比較的短時間で症状が現れるのが特徴です。そして口や唇、喉の症状で終わることが多いのですが、症状が出てから数時間経っても症状が落ち着かないときは、病院で応急処置をしてもらうことをおすすめします。

蕁麻疹の他、重篤ならアナフィラキシーショックも

発疹や蕁麻疹、嘔吐などの症状が出ることもあります。特に、アナフィラキシーショックを引き起こせば命にもかかわりますので、直ちに救急車を呼んで病院で緊急処置をしてもらう必要があります。

なすアレルギーの検査方法とは?

IgE抗体の検査

IgE抗体は、即時反応型アレルギーに関わっています。これは食べ物を摂取した後すぐ、または数時間後に皮膚などに現れる反応で、IgE検査は、その抗体に関してのアレルギーテストです。

IgG抗体の検査

遅延型アレルギーの症状には、頭痛や偏頭痛、消化不良、ぜんそくなどがありますが、食べた直後に現れるのではないので、アレルギーかどうかを識別するのが困難です。そこでIgG検査が大いに役立ちます。

DBS食物アレルギー検査

DBS食物アレルギー検査とは、乾燥血液スポット採取方法で、自宅でも血液採取ができるため、そのまま本人が検体を送付できる便利なものです。一般的な食物アレルギー検査とほぼ変わらない検査料で、94種類の食べ物のアレルギー反応を調べられます。

まとめ

なすアレルギー

なすは毒素を含んでいたり、仮性アレルゲンを持っていたりと、アレルギーになる可能性があります。食べた後に気になる症状があれば、軽度であっても注意する必要があるでしょう。検査方法は病院へ行って行うものもありますが、自宅からもできるDBS食物アレルギー検査があるので、一度調べてみてはいかがでしょうか?

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