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パイナップルアレルギーで引き起こる症状とは?気になる原因も知ろう

パイナップルにもアレルギー反応が出る、ということを知っていますか?パイナップルアレルギーを発症する人は、年々増加傾向にあるようです。パイナップルアレルギーの症状とは、一体どのようなものでしょうか。また、パイナップルアレルギーの原因もみていきましょう。

アレルギーを疑う前に、パイナップルに含まれる「タンパク質分解酵素」について知ろう!

【パイナップルアレルギー】パイナップルアレルギーの原因

パイナップルを食べ過ぎて、舌が痛くなった経験ははありませんか?これは、アレルギーだけではなく、パイナップルに含まれる、タンパク質分解酵素「プロメライン」が原因の場合があります。

【パイナップルアレルギー】タンパク質分解酵素「プロメライン」

舌の表面の粘膜はタンパク質に覆われていますが、このプロメラインの働きで舌の表面のタンパク質が分解されてしまい、むき出し状態となった舌が酸の刺激を受けることで、ピリピリとした痛みを感じてしまうのです。

【パイナップルアレルギー】消化の吸収をよくする働き

同じような痛みを伴う果物はパイナップルだけではなく、キウイやパパイアにもあります。このブロメラインは熱に弱く加熱によりタンパク質を分解する効力は薄れますが、お肉を柔らかくしたり、消化の吸収をよくする働きや、食欲増進の成分もあるので一概に身体に悪影響を与える成分ではありません。

【パイナップルアレルギー】パイナップルアレルギーと「シュウ酸カルシウム」

他にも未成熟なパイナップルに多く含まれる「シュウ酸カルシウム」も同じく口内を痛める原因を持っています。このシュウ酸カルシウムの針状結晶が舌に刺さってしまうことで、刺激を感じるのです。

【パイナップルアレルギー】アレルゲンについて

【パイナップルアレルギー】原因1. ラテックスアレルギーを持っている

ラテックスアレルギーとは、、医療用手袋などに使われている天然ゴムの成分によってアレルギー反応を起こす病態のことを言います。メロンや桃、パイナップルなどの果物に含まれる成分と交叉反応を起こすことがあり、フルーツアレルギーを合併するため、ラテックス・フルーツ症候群と呼ばれることもあります。

【パイナップルアレルギー】ラテックスアレルギー

ラテックス・フルーツ症候群の症状を持つ人は、バナナ、パイナップル、マンゴーなどなどトロピカルフルーツ全般で症状が出ると言われています。食べると口の中で違和感を感じたり、蕁麻疹、時にはアナフィラキシーショックを起こすこともあります。ラテックスアレルギーと診断された人は、トロピカルフルーツを食べる際には、細心の注意が必要となります。

【パイナップルアレルギー】原因2. フルーツアレルギーを持っている

特定の果物を食べて、口の中がかゆくなったり、腫れてしまう人がいます。主に花粉症を患っている人に併発されるのがこの「フルーツアレルギー」と言われるものです。これは、『口腔アレルギー症候群』と言われるアレルギー症状の1つでもあり、舌がしびれる他に、唇や顔全体などが腫れ上がったり、喉にムズ痒さや痛みを感じる症状が出ます。

【パイナップルアレルギー】原因3. 食物中の仮性アレルゲンによって起こる

「仮性アレルゲン」とは、食品そのものに、じんましんなどのアレルギー症状を起こす化学物質が含まれているものをいいます。パイナップルなどの果物には、「セロトニン」という化学物質が含まれており、これがアレルギー反応を引き起こす場合があると言われています。

パイナップルアレルギーの症状

パイナップルアレルギーの症状

パイナップルアレルギーには、喉がイガイガする、湿疹が起きる、汗が出る、腹痛や下痢の症状、痒みやアナフィラキシーショックが起きるなど、さまざまです。軽度の場合、様子見で良いですが、重度の場合、すぐに病院へ行きましょう。

パイナップルアレルギーの検査方法

パイナップルアレルギーの検査はさまざま

食べ物がアレルゲンである場合、皮膚テストが一般的です。また、血液検査や実際にパイナップルを食べて症状を観察する方法もあります。実際に病院へ行って、さまざまな検査からパイナップルアレルギーを特定しましょう。

まとめ

パイナップルアレルギー

いかがでしたか?パイナップルを含めタンパク質分解酵素が含まれる果物は、食べた後に口のなかがピリピリする症状が出るため、アレルギー症状との判別が難しいようですね。食べて15分以内に症状が治まるようであれば、心配する必要はありませんが、1時間以上続くようであれば要注意です。

検査を受ける

症状が出ても「軽い症状だから」、とか「好きな果物だから」、などの理由で食べ続けると、次第にアレルギー症状が強くなることもあります。パイナップルアレルギーのきっかけは、人によって違うので、自己判断せずに検査で判別するようにしましょう。

医者と相談

食べた後の症状を注意深く観察して、アレルギーの症状と思う場合は記録を残してかかりつけの医者に相談するようにしましょう。パイナップルアレルギーは、重症になる可能性もあるので、軽視しないように気をつけましょう。

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