意外と知らない！牛乳の賞味期限について考えたことありますか？

牛乳をおいしく飲むには賞味期限をしっかり守ろう！
パックの賞味期限は未開封での期間です。
正しい賞味期限や保存方法を知っていますか？

どうしてもパックの賞味期限の日付まで良いと思いがちですが、賞味期限内でも開封後2~3日までには飲むようにしましょう。例えば牛乳パックに表示された賞味期限が購入時、5日後に設定されていても、購入日に開封をすれば、賞味期限は5日後ではなく、2日から3日後に前倒しされるのです。牛乳には乳酸菌という生きた菌が含まれるため、開封した時からどんどん腐敗が始まってしまいます。一人暮らしの方は1リットルを2~3日で飲み切ることは難しいと思うので、高くても小さいものを購入し、賞味期限をしっかり守り、鮮度の高いものを飲むようにしましょう。

賞味期限内なのに、牛乳が腐ってしまっている！という経験はありませんか。もしかしたらそれは「黄色ブドウ球菌」の仕業かもしれません。
黄色ブドウ球菌とは、写真を見ても分かるように、ぶどうの房のように集まっていることから名前が付きました。
黄色ブドウ球菌は「エンテロトキシン」と言われる毒素をつくり、食中毒症状を起こす大変危険な菌です。この菌が牛乳内で増殖することにより腐敗がおこるのです。賞味期限をしっかり守っていてもこの菌は増殖してしまいます。
では、この菌が増殖する原因はなんでしょうか？

私たちの指、皮膚、口腔、鼻腔などには黄色ブドウ球菌が住み着いています。そのため、口をつけて飲むことで、口腔内の菌が牛乳に入り込み、増殖してしまいます。必ずコップに移して飲むようにしましょう。

当たり前のことかもしれませんが、常温ですと菌が増殖しやすいため、飲んだらすぐ冷蔵庫に入れるようにしましょう。また、冷蔵庫の扉ではなく一番冷えやすい中心に置くことにより、低温度を保ち長持ちすることができます。賞味期限も確認しながら保存温度についても注意していくべきです。

パックに口をつけて飲むと菌が繁殖してしまい、長持ちしなくなってしまいます。
そのためパックに直接口をつけて飲むのはやめてコップを利用するようにしましょう。

急速冷凍することにより風味を保ち、使いたいとき使いたい分を使うことができます。賞味期限は開封後2~3日とご紹介しましたが、冷凍保存により保管可能の目安は1カ月に延びます。ですが、あくまで目安であり徐々に風味が落ちていくため、においや味で判断しましょう。一番おいしく飲める期間はやはり賞味期限内の開封後2~3日であることを念頭に置いてくださいね。

牛乳の匂いが苦手な方に！開封した牛乳パックの注ぎ口にセットするだけで、独特の匂いが移りません。また、中身がこぼれにくいので、うっかり倒しても安心です。

牛乳パックを保存容器として使えるシリコン蓋です。冷凍保存することもできます。使い方は、牛乳パックを好きな高さに切って、このフタをするだけで大きな氷ができます。