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甘くて冷たいアイス。美味しく食べれる賞味期限ってあるの?

夏の暑い時はもちろん、冬でも温かい部屋で食べるアイスクリームって美味しいですね!一年中食べれるアイスですが、賞味期限の表示って見たことありますか?実はアイスって賞味期限が無いのです。何故ないの?いつまでも大丈夫?なんて疑問、解決しちゃいます。

アイスクリームの種類

アイスクリームと一言でいっても、大きく4種類に分かれます。
成分の表示でご覧になったことあるかもしれませんね。

○アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
○アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
○ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
○氷菓
「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規格基準」という食品の法律で決められた基準で分類されています。

また、アイスミルクやラクトアイスでは乳脂肪分に植物油脂が使われる事もあります。
それ以外のものは氷菓となります。

アイスクリームの賞味期限がないのはなぜ?

賞味期限てなあに?

賞味期限とは、開封しない状態で、味・風味など安定した状態で、安心して美味しく食べられる期間のことをいいます。

賞味期限ではなく、温度の管理が重要

アイスの賞味期限にかんしては、-18℃以下で温度管理がきちんとされていればの細菌が増えることはなく、長期保存でも品質への影響は少ないという事で賞味期限の表示は必要ないと考えられているようです。
なのでアイスには賞味期限表示の変わりに必ず「要冷凍(-18℃以下保存)」といった温度指示の表示が記載されているのです。

工場から店頭までの温度管理

アイスクリームは工場では通常、-25℃以下で保管されています。配送中の冷凍車の庫内温度は-18℃以下、お店のショーケースも-18℃以下に保たれています。アイスクリームは製造工場から販売するお店まで徹底した温度管理でおいしさを届けています。

出典:http://www.icecream.or.jp

温度管理が不安定だと賞味期限にも影響あるんです


温度が高くなると水分が溶け、再度温度が下がることで水分が氷の結晶のように凍ります。
温度が不安定な状態が何度も繰り返されると、アイスの中で氷の結晶や乳糖が表面に出て、ザラザラとなり滑らかさが悪くなった上、風味も損なわれ美味しくなくなるのです。
なので温度管理の状態で実質、賞味期限は変わってくるとなります。

家庭の冷蔵庫に保存した時のアイスクリームの賞味期限

家庭の冷蔵庫は、食材の出し入れなどの作業をしますので、それによる開閉で10℃くらい庫内の温度が変化する可能性があります。また開閉の回数が多いとそのたび温度が変化するので、アイスにとっては不安定な環境となるわけで美味しく食べられる賞味期限は短くなるでしょう。

アイスを美味しく食べる為の賞味期限

購入して2ヶ月くらいが美味しく食べれる賞味期限となるかもしれないです。
それはアイスクリームでもアイスミルク、ラクトアイス、氷菓どれでも共通する事です。
どの種類が賞味期限短いかな長いかななんて考えず、早めに食べちゃいましょう。

残ったアイスでも賞味期限はないの?

開封したアイスでも賞味期限はありません。
しかし出来るだけ早めに食べていただきたいのですが、ファミリーサイズのアイスクリームのように大きなサイズの物などは食べきるのは難しかったりしますよね。
その際、アイスを少しでも美味しく賞味期限を長く保存するために気を付けたいことを案内します。

アイスの賞味期限を延ばすためのポイント①

冷蔵庫は意外と乾燥します。
乾燥から守るためラップをしたりやビニール袋にいれて保存します。
その際、できるだけ表面にラップなど密着した状態で保存してください。

アイスの賞味期限を延ばすためのポイント②

アイスが空気に触れると酸化して風味が落ちてしまいます。
食べかけの場合、表面を平らにして表面積をすくなくして保存します。

アイスの賞味期限を延ばすためのポイント③

賞味期限とは関係なく、アイスは臭いが移りやすい食品です。
ですので、臭いの強い食材とは一緒に保存すると臭いが移ってしまいます。
出来るだけ別に保存するのが理想なのですが、現実難しい可能性あるので一緒に保存する時はラップなどで包んで、タッパなどの臭いが移りにくい容器に入れて保存します。

アイスの賞味期限を延ばすためのポイント④

一度溶けたアイスは再冷凍はしないでください。
賞味期限は超えた状態なので、当然美味しさは半減してしまいます。

冷蔵庫を使わない?簡単!アイスクリームレシピ

アイスクリームを作る場合、冷蔵庫を利用すると思いますが、
冷蔵庫を使わずに作るレシピを案内します。
夏休みなどの子供の自由研究にもいいかも!

材料
牛乳:150cc
砂糖:大さじ1
バニラエッセンス(あれば):小さじ1/4
塩:大さじ6
ジップロックなどの保存バッグ(厚め):大1
ジップロックなどの保存バッグ(厚め):中1
氷:適量

簡単!アイスクリームレシピ①

保存バック(中)に牛乳・砂糖・バニラエッセンスを入れ、口を漏れないようしっかり閉める。

簡単!アイスクリームレシピ②

保存バッグ(大)に塩と①のバックが半分埋まる程度の氷を入れ塩が混ざるように軽くもみこみ、①を入れる。

簡単!アイスクリームレシピ③

外側の袋もしっかり閉め、5分ほど揉んだりふったりして出来上がり。
袋からアイスクリームを出すとき、袋についている塩がつかないよう注意!

材料の牛乳の分量を、生クリームと牛乳を半々としてもいいです。
濃厚なアイスクリームがお好みの方にはおすすめです。

ワンポイント!

揉んだりしている時に、外の袋に小さな穴があいて、塩や水が漏れる場合があります。
厚手の袋を使う、袋を二重にするなどした方がいいでしょう。
また、かなり冷たくなるので厚めのタオルに包んでテーブルなどに転がすようにして揉んでもいいです。

手作りですので、賞味期限あるなし関係なく、早めにお召し上がりください!

アイスの賞味期限のまとめ!

アイスクは賞味期限は無く、保存温度を-18℃以下に保っていればいつでも美味しくいただけます。
しかし、食材の出し入れをする家庭の冷蔵庫では温度管理はかなり難しいので実際、賞味期限は2ヶ月ほどと短くなります。(アイス専用の冷凍庫があれば別かもしれませんが。)
アイスも賞味期限に関係なく少しでも早く食べるのが美味しく食べるコツとなるでしょう。
くれぐれも、賞味期限がないからと冷蔵庫にほったらかしにしないように!!

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