空芯菜って知ってますか？栄養価の高い空芯菜を美味しく食べよう！

空芯菜はヒルガオ科サツマイモ属のつる性多年草。作物としては１年草扱いの緑黄色野菜で、熱帯アジア原産と言われる植物です。空芯菜は燕菜（エンサイ、アサガオ菜）とも呼ばれ、茎の中が空洞になっているのが名前の由来です。くせが無く様々な料理に使え、栄養価も高く、茎のシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。 炒め物が定番料理ですが、天ぷら、スープ、おひたしなどの料理方法もあります。

緑黄色野菜である空芯菜は、βカロチンとビタミンＣが多く含まれているのが特徴です。その他含まれている栄養素は、ビタミンＢ１、Ｂ２、カリウム、葉酸、ナイアシン、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維など。体の代謝を助け疲労回復に効果のある栄養がたっぷり含まれています。

空芯菜はほうれん草とほぼ同じ栄養素が含まれている緑黄色野菜。しかも、それぞれの栄養素は「ほうれん草の2倍から4倍」の量という優秀な野菜です。空芯菜の豊富な栄養とそれらの効能によって、生活習慣病予防、骨を丈夫にし、免疫力の上、感染症の予防、老化防止、便秘解消などの効果が期待できます。クセのない味とシャキシャキとした食感はほうれん草より食べやすく、栄養価も高いので積極的に取り入れていきたい、おすすめの野菜です。

栄養豊富で、クセもなく食べやすい空芯菜。たくさん食べて栄養をとり入れたいけれど、いつでも手軽に購入できる野菜ではありません。店頭で見かけたら、ぜひ、手に取っていただきたいけれど、新鮮であるかのチェックをしてから購入しましょう。せっかくの素晴らしい栄養も状態の悪い物は減少している可能性も。新鮮な物を購入し、優れた栄養を損なうことなく保存して、美味しく調理していただきましょう。

空芯菜は夏に旬を迎える野菜。6月～9月が美味しい旬の時期です。葉先までハリがあり、緑が鮮やかで濃いものを選びます。しなびていたり、葉の色があせたようなものは避けましょう。切り口を見てみずみずしいものの方が収穫から時間が経っていない証拠です。

空芯菜は鮮度が落ちやすく、乾燥に弱い野菜です。根もとの切り口をたっぷりと水を含ませたキッチンペーパーで包み、濡らした新聞紙で全体を包んでから、ビニールやポリの袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。冷凍保存で長期保存が可能ですが、解凍するとあのしゃっきとした食感は失せてしまいます。冷凍保存する場合は、一度下茹でしてから冷凍し、汁物の具などに使用しましょう。

栄養豊富な空芯菜を手に入れたら、美味しく調理しましょう。持ち味はあのシャキシャキした食感なので、それを活かすために火を入れ過ぎないのがポイントです。クセもないので子供にも食べやすい空芯菜。どんどん調理して、モリモリ食べて、優れた栄養・効能をとり入れましょう。

シャキシャキの空芯菜の歯ごたえが美味しい炒め物です。タオチオがない場合は味噌で代用可能です。野菜の水分が出ないように手早く炒めて火を止めるのがポイントです。手早く炒めるだけなので栄養も損なわれることなく美味しく出来上がります。お酒にも合う一品です。

栄養満点の空芯菜のパスタのレシピです。空芯菜は葉と茎を別々に調理します。かたい茎は先に炒めはじめ、葉は後からさっと炒めて食感と栄養を損なうことなく仕上げましょう。アンチョビと胡麻の風味がベーコンと空芯菜に加わり美味しいパスタのレシピです。お試しください。

栄養豊富な空芯菜はみそ汁の具にしても美味しくいただけます。空芯菜は茎と葉を分け、少し硬い茎はみじん切りにして使いましょう。クセもない空芯菜はみそ汁にもピッタリです。ビタミン・鉄分も豊富な空芯菜は夏の疲れの解消に最適。栄養満点のみそ汁はおすすめのレシピです。

うれしい効能が豊富で、栄養価も高く、クセのないおいしさの空芯菜は優秀な緑黄色野菜。クセもなく、食感もいいので美味しく調理して、家族みんなでモリモリ食べましょう。空芯菜の栄養は大人から子供まで誰にでも必要で、その効能もうれしいものばかり。空芯菜を毎日の食生活に上手にとり入れて、美容に、健康に、活用しましょう。